パネリストプロフィール

基調講演者

村松 秀(NHKエデュケーショナル 科学健康部エグゼクティブ・プロデューサー)
村松 秀
1968年横浜生まれ。東京大学工学部電気工学科卒。主として科学系番組制作に 携わり、環境、先端科学、ナノテクノロジー、医療、生命倫理、生活科学、自然など多方面のジャンルの科学番組をてがける。特に、環境分野では、生物の内分泌をかく乱する作用を持った化学物質「環境ホルモン」問題を日本で最初に取り上げた。「BSドキュメンタリー 史上空前の論文ねつ造」では、2007年科学ジャーナリスト大賞を受賞。「サイエンスアイ」、「地球!ふしぎ大自然」、「迷宮美術館」、「すイエんサー」などの多くの新番組を立ち上げたほか、近年では、アマチュアカメラマン撮影のフィルム映像のみで日本の戦後史を描いた「映像の戦後60年」など、日本文化を考察する特集番組や、アートに関する制作番組も多い。

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事例紹介団体・発表者プロフィール

函館

渡辺 保史
函館マルチメディア推進協議会 幹事/北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット 特任准教授。1965年北海道函館市生まれ。情報通信業界記者をへてフリーランスのライター/プランナーとして活動。出身地である函館で情報デザインの発想や手法による地域活動を展開。地域デジタルアーカイブ推進事業「Hakodadigital」などに関わる。せんだいメディアテークでは連続トークセッション「共有のデザインを考える」コーディネーターも務めた。2008年より現職。著書に『情報デザイン入門』(平凡社新書)など。
函館マルチメディア推進協議会
地域の情報化を推進し、魅力ある地域づくりに貢献することを目的に1995年9月、産・学・官・民が連携する形で設立。設立当初から文字通りマルチメディアをキーワードとしたフォーラムや展示会等の開催、また他地域の先進グループ・団体との交流を図るなど、多様な活動を行ってきたほか、国が行う情報化施策に対する地域窓口としての役割も担っている。
現在は当地域の恵まれた文化的資産などを有効に保存・活用する事を主眼として、地域デジタルアーカイブの推進事業を中心に活動しており、関連フォーラムの開催やワークショップ、これを採録した『デジタルアーカイブハンドブック』を刊行(2004年)するなど、情報技術や情報デザインを駆使した活動を展開している。2009年8月下旬に函館市で開催される「はこだて国際科学祭」では、公立はこだて未来大学や函館市立図書館との連携により市民参加によるデジタルアーカイブづくりのプログラムを実施する。
函館マルチメディア推進協議会 http://hakodadigital.sakuratan.com/
函館市図書館デジタルアーカイブ http://www.lib-hkd.jp/digital/index.html
はこだて国際科学祭 http://www.sciencefestival.jp/festival/index.html

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仙台

坂本 英紀
NPO法人20世紀アーカイブ仙台理事長/(有)クリップクラブ代表取締役。1961年仙台市生まれ。1988年音響、映像制作を主業務とする(有)クリップクラブ設立。企業・学校の映像物制作のかたわら、1998年頃より一般向けにダビング・方式変換・8ミリフィルム変換などのサービスを始める。このサービスを通じ、誰でも共有できる懐かしい映像に出会う度、依頼者の協力を得ながら8ミリフィルム映像を収集している。2008年4月より(社)日本BGM協会会員、東北放送施設(株)の代表取締役も兼任。
クリップクラブ http://www.d2.dion.ne.jp/~clip/
佐藤 正実
NPO法人20世紀アーカイブ仙台副理事/「風の時編集部」代表。1964年仙台市生まれ。1998年印刷物のデザイン・企画を主業務とする(有)イーピー設立。2005年風の時編集部を設立し、季刊フリーペーパー「風の時」創刊。誌面で過去の仙台を映すスチール写真、ネガ、ポジ、8ミリフィルムの提供を呼びかけ、寄贈資料をもとに数々の仙台地域出版物を発刊している。
風の時編集部 http://www.sendai-city.org/kaze.htm/
NPO法人20世紀アーカイブ仙台
古き仙台はどんな姿だったのかを多角的に捉えて、それを多くの市民に伝え、過去とのつながりを実感できるようアーカイブ化して後世に残すことを目的とし、2009年6月に設立。2008年、世界11カ国が参加し65会場で開催された「ホームムービーの日」が仙台でも初めて開催され、仙台市歴史民俗資料館を会場に60名が参加。13本のフィルムが上映された。このイベントを通じて、(有)クリップクラブと風の時編集部が、家庭や地域に埋もれている貴重なホームムービーを緊急に収集する必要性を感じたことが設立のきっかけとなった。
今後は、仙台市内の過去の映像、写真、音声などの収集およびアーカイブ化を図り、関係機関と連携しながら上映会や写真展などの開催、出版などを行う予定。

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横浜

杉浦 裕樹
―取り寄せ中―
NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ
横浜のまちづくりや地域の活性化に取り組んでいる非営利団体です。人と人との「つながり」づくりや「連携」の技術を実践型で研究している。ICT(情報コミュニケーション技術)を活用し、横浜の価値ある地域資源(ヒト/団体/拠点/制度/プロジェクト)の所在情報をリサーチし、ネット媒体「ヨコハマ経済新聞」等を通じて毎日発信しているほか、地域SNS「ハマっち!」の運営支援や、デジタルアーカイブ「みんなでつくる横濱写真アルバム」の事務局業務などに取り組んでいる。また、「学び」や「交流」の場づくりとして、テレビ神奈川のイノベーションカフェ「横濱FutureCafe」や、横浜市共創推進事業本部の「共創フォーラム」などの現場の運営支援をはじめ、市民活動団体向け広報支援講座などのセミナー・ワークショップなどの企画・運営や、新しい働き方をフィールドワークする「テレワーク」支援事業に取り組んでいる。
NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ http://yokohamalab.jp/
みんなでつくる横濱写真アルバム http://www.yokohama-album.jp/

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大阪

松本 篤
remo[NPO法人 記録と表現とメディアのための組織]研究員。1981年兵庫県生まれ。大学在学中より、大阪市主催の市民参加型の文化芸術事業(Breaker Project)のマネジメントにアシスタントとして従事(2003-2008)。同時に、remoにて研究員として参加。現在、個人によって記録された映像物をデジタルアーカイブする事業、AHA![Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]を企画・運営(2005-)。大阪大学大学院人間科学研究科在籍。
NPO法人remo[記録と表現とメディアのための組織]
2002年に大阪市内にて設立以来、メディアを通じて「知る」「表現する」「話し合う」といった3つの視点で活動している非営利組織。現在は、映像を用いた表現活動(メディア・アート)の促進から、日常生活の中で用いる映像(文房具としての映像)の普及まで、「映像を囲む場づくり」を幅広く行っている。メディアを介したコミュニケーションの多様でフレキシブルなあり方を見つめ直し、様々な課題を探りながら、研究・実験・開発・実践の有機的循環を重視した活動に取り組む。
 大阪市浪速区新世界の遊休施設フェスティバルゲートにて活動を開始。その後フェスティバルゲート閉鎖に伴い、大阪市東淀川区新大阪へ移転。今年4月には、大阪市住之江区北加賀屋の家具工場跡地に活動拠点を移す。パブリックスペースとオフィススペースを兼ねそろえた空間としてリノベートしながら新たな展開を計画中。
http://www.remo.or.jp/

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