メッセージ/ことばの扉をひらく
ワークショップ
日比野克彦「サインを読みとれ!」

ワークショップは終了しました。当日の様子は こちらです。

人は絶えず「サイン」を出している。言葉を口にする前に、行動を起こす前に、人は必ず「サイン」を出している。 その「サイン」を自分で意識すること、そして人から出されている「サイン」に気づく人とが今回のワークショップの目的です。 言葉になる前の「サイン」、つまり言葉の予感を探知する能力を私たちは身体の中に携えているはずです。 何故なら私たちは生れた時から言葉を持っていたわけではないから・・・。
ひとつの動きが、ひとつの姿が、ひとつの形がいったい何を言おうとしているのか? 言葉を自由に操ることに多くの時間を支配されてしまってる現在、 形が言おうとしている「ことばの予感」を察知する感覚を使う時間が少なくなっています。 1月27日の日には形から言葉を探る、言葉になる前の形を探ることをみんなで遊びながらやっていきたいと思います。

みんなの言葉の予感が集まった時それはきっとメディアテークの会場に大きな形となって現われることでしょう。 そして言葉の予感を探知する能力がこの日に鍛えられれば、 みんなが作った形から言葉が飛び出してきたりするかもしれません。 「おまえあの娘が好きなんだろう!」「えっなんで解かるの?」「だって顔に書いてあるもの!」こんな事が現実に起こるかも!!

協力/江渡浩一郎(財団法人国際メディア研究財団)
共同研究者/暦本純一(ソニーコンピューターサイエンス研究所)

日比野克彦「サインを読みとれ!」の画像

プロフィール

日比野克彦(ひびの・かつひこ)
1958年岐阜市生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科修士課程デザイン専攻修了。 1982年に第3回日本グラフィック展大賞、1983年に第30回ADC賞最高賞、 第1回JACA展グランプリ、1999年度毎日デザイン賞グランプリを受賞。 1986年にシドニー・ビエンナーレ、1995年にヴェニス・ビエンナーレに出品他、 パリ、ブリュッセルな ど国内外で個展・グループ展を多数開催する他、 商品デザイン、舞台美術、パフォーマンスなど、多岐にわたり活動。 作品集に「KATSUHIKO HIBINO」(小学館)、「えとじ」(読売新聞社)、「HIBINO」「HIBINO2」(朝日出版社)、 「えのほん」(ミキハウス)、「HIBINOLINE」(二玄社)CD-ROM「INTERACTIVE EXHIBITION」(デジタローグ)など、 著書に「海の向こうに何がある」(朝日出版社)、「8万文字の絵ー表現することについて」(PHP 研究所)、 エッセイ集「球の仕業」(淡交社)、「ひ」(淡交社)、「ゲゲゲのビビビ」(日経BP社)がある。 月1回、茨城県守谷町arcusスタジオにて、日比野美術研究室付属病院放送部 (HIBINO HOSPITAL http://www.arcush.gr.jp)オフラインパーティを開催中。 野田秀樹の「2001人芝居」(2/3-2/28)では美術と衣装を担当するほか、 京都で個展(ギャラリーコクトー・1/27ー2/11)などを予定。
http://www.inter-g7.or.jp/g7/hibino/home.html

日時等

2001年1月27日(土) 14:00-20:00
せんだいメディアテーク1階 オープンスクエア
●当日、どなたでも自由に参加できます。(無料)
※総合ちらし、市政だより等に掲載した内容に一部変更がありました(参加定員枠、事前申込みがなくなりました)。

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