村田朋康/俺の路/仙台主情主義
企画紹介
やもめ男が出会った不思議な生き物との交流を心温まる作風で描いた『睡蓮の人』や、人気ミュージシャンMr.Childrenのプロモーションビデオなど、画面から手のぬくもりが伝わるようなクレイ(粘土)アニメーションで知られる作家・村田朋泰氏の作品の上映とトークです。
この事業は、学校法人三島学園東北生活文化大学と共同で企画されました。
日時・場所
2005年7月18日(月祝)13:00開場 *撮影セット展示 7月12日(火)−18日(月祝)
せんだいメディアテーク 1階オープンスクエア 撮影セット展示:7階スタジオa
主催・協力
主催:せんだいメディアテーク・学校法人三島学園東北生活文化大学 協力:株式会社ギャガ・コミュニケーションズ
作家紹介

村田朋泰 Tomoyasu MURATA
1974年生まれ。2002年東京芸術大学大学院修了。卒業制作『睡蓮の人』(2000年)が文化庁メディア芸術祭アニメーション部門の優秀賞、ぴあフィルムフェスティバル2002審査員特別賞等を受賞。そのほかにロックバンドMr.Childrenのツアーのために製作された『いつでも微笑みを』(2002年)や、『朱の路』(2002年)『白の路』(2003年)の『路』シリーズなどがある。最近の作品に『とおりゃんせ』、『さかだちくん』(ともに2004年)。
上映作品
『睡蓮の人』 2000年/17分

やもめ男と不意に現れた不思議な生き物との出会い。亡き妻との思い出が、一枚の着物から静かに甦る。やもめ男の切ない心情が、愛らしいキャラクターを通して語られる。
『朱の路』 2002年/14分

心に傷を負ったピアニストの物語。列車の中で出会った花売りの少女に今は亡き娘を想う。
劇中、雨足の強弱まで丁寧に描かれたシーン等は圧巻。
『白の路』 2003年/15分

旅立ちと別れを経験し、大人へと成長していくなかで誰もが迎える試練。
夕日の丘を越えていくバスや、マフラーの質感など、思わず目が奪われるような、どこか懐かしい描写。
Mr. Children『HERO』のプロモーション・ビデオのもととなった作品。
『オモヒデ』 2001年/4分

部屋の掃除をしていたロボットは、ある一枚の写真を発見する。
そこに写っていた一家と、一緒に遊んだ幸せだった頃の想い。
感情を持たないはずのロボットの「思い出」に焦点をあてたユニークな作品。
『火吹竹』 2004年/2分

貧しい家屋に、病気で寝込んでしまった子どもがひとり。そこに現れた魚男は、火吹竹で囲炉裏の暖をとろうと四苦八苦。病気の子どものため必死な魚男がとった行動とは。
『とおりゃんせ』 2004年/7分

童謡『とおりゃんせ』をイメージした作品で、Mr. Children 2004ツアー『シフクノオト』のステージ用プロモーション・ビデオとして制作された。
タイムテーブル
- 14:00−16:00 上映+トーク(1) 「仙台主情主義/18歳の悩み」
- 18:30−20:30 上映+トーク(2) 「仙台主情主義/30歳の苦悩」
- 入場無料(100席)
- 上映作品は二回とも同じです。
- やむを得ない事情により内容は変更される場合がありますのでご了承願います。
関連企画
- 撮影セット展示
7月12日(火)−18日(月祝) 10:00−19:00 7階スタジオa
新作『藍の路』の撮影セットを展示します。