出品作品情報
[106] しまぶみ
- 作家名
- 鈴木晴子
- 展示フロア
- 6階
- 素材、材料
- 鉄道模型、木材、CDプレーヤー、スピーカー
- サイズ
- w600mm×D600mm×H130 mm
- 作品の説明
- 本作品は富山県を走るJR高山本線、越中八尾(えちゅうやつお)駅の上下線の発車時刻に装置の中を鉄道模型が走り、その様子を駅の窓口のような形状の小窓から垣間見るというものである。時刻にあわせ小窓の上の穴から踏み切り音がなり、センサーが感知して電車を走らせる。本作品のモデルになっている越中八尾駅は富山県の山間地域にあり1時間に数本しか運行のない静かな駅である。都会のように世話しなく行き来する電車とは違い、なにか外部の一種異質なものを小さな町に運んでくる様な存在に思われてならない。このどこか不思議な存在を別の場所(Another Place)に運び込むことによってふたつのまったく異なる土地と土地との間の時間の流れの層を感じ取れるのではないだろうか。