出品作品情報
[117] tele-type-vision
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- 作家名
- 真壁友
- 展示フロア
- 6階
- 素材、材料
- タイプライター、金属、木材、電子部品
- サイズ
- 幅300mm×高さ280mm×奥行き320mm
- 作品の説明
- この作品はキーボードから入力された文字を遠隔地に伝えるための「光通信システム」の提案です。現在私達は、コンピューターのキーボードを使い、文章を作成し、電子メール等の方法を使い、遠隔地とコミュニケーションをとろうとしています。しかしこの方法で伝わるモノは文字情報だけであり、入力者の感情などは情報を受け取った側が想像するしかありません。手書き文字、音声言葉によるコミュニケーションに比べると重要な情報が欠落し、これによるコミュニケーションの不具合も現代人によればよく経験するところです。Tele-type-visionでは入力装置にキーボードの原形といえる手動タイプライターを使用し、入力された文字が像(vision)としてレーザー光線を使い、遠隔地に届けられます。入力の強さにより像はブレ、キー入力のタイミングの乱れが文字の形の乱れとなって表示されます。届けられた文字の図像により入力者がどのような感情で文字を入力したのかを読み取る事が可能です。このシステムで直接、入力者の感情を遠隔地に伝えられるモノではありませんが、そのための試行です。
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