出品作品情報
[42] 金魚と在る場所
- 作家名
- 菅原正太
- 展示フロア
- 5階
- 素材、材料
- 日本画画材(顔料・金箔)
- サイズ
- 60cm×45.1cm×5cm
- 作品の説明
- 金魚は優雅に水中を泳ぎ、水中が金魚にとっての居場所。僕が金魚を観ている場所。そこは水槽のガラスを通し、水を通している。金魚と同じ場所のようで違う異なる場所。その金魚との距離とその空間の場所を表現しようとした。その距離は近いようで遠く、時間軸もなく、平面的な表現にしたかった。作品の中で僕から観た視点と金魚から見た視点を一緒にイメージした。人物は走査線上の乱れのようなマチエールでシルエット的に表現し、金魚の周囲を金箔で囲い表現した。背景には不安定感が出るように金箔を意識的に配置して顔料をかぶせた。水中でも空気中でもない僕と金魚の場所。