せんだいアートアニュアル2005
出品作品情報
[108] symブラシー
- 作品の説明
- 大勢で歯みがきをした体験。ロックファスティバルに行ったとき、朝歯をみがきに外に設置された流しに行くと、そこにはすでに50人位人が立っていて、皆蛇口の方を向いてそれぞれ普段通り歯をみがいていた。知らない者同志が大勢で歯をみがく状況などそうないのに、歯をみがくのは習慣として当たり前に行われている。その時に感じた皆で歯をみがいていることのおかしさ、自分が感じているそのおかしさを隣の人も感じているだろうと伝わってくる妙な空間。ここで歯をみがいている人は皆きっと自分と周りとの間に私の様な感覚を抱いているのではないか。その共有感が、私には心地よいものに思えた。