せんだいアートアニュアル2005
出品作品情報
[135] angel of mine
- 作品の説明
- 私にとっての「至福のとき」はたくさんあります。例えば星空の下で寝ころがって花火を見たり、寒い夜にお風呂に入ったりした時、友人と久しぶりに会った時など。今回の作品では両親が心を込めて育てた月下美人が年に一度だけ咲く様子を表現します。月下美人ははかなげなイメージがありますが、じっくり観察してみると、その力強さ、生命のすばらしさに驚かされます。ちょっとグロテスクな程、「生きている」オーラを発しているのです。この花が咲いている間、一晩中、強い香りに包まれながら、真白な天使のような花びらを見つめながら、自分の生き方を思い起こす時、それも私の「至福の時」です。力強さと穏やかな至福のとき、相反するような2つの要素を画面上に表現したいと思います。