せんだいアートアニュアル2005
出品作品情報
[165] 人参花
- 作品の説明
- たいせつに育ててきた花がいよいよ開花した時、まさにそれは「至福のとき」。そしてそれは、人間が日々の暮らしの中で経験・努力を積み重ね、助け合い、つながりあって得られるひとつの結晶像と重複したイメージをもつ。かの有名な「西遊記」に登場する“人参果”は赤子の姿をしたくだもので、食すれば五万年の寿命が得られるというが、たくさんの人びとが長い歴史をかけて構築してきた結晶体たちは、きっとそれと同等の価値を持つだろう。
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