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2005年に幕を閉じた「中世の里 なみおか映画祭」から生まれたなみおかシネマテークに所蔵されている映画10作品を3回にわたり上映します。
4月は、ソビエト時代の映画作家セミョーン・アラノヴィッチの3作品を上映します。セミョーン・アラノヴィッチ(Semyon Aranovich ウクライナ生まれ。1934-96年)は、徹底したリアリズムによりソビエト連邦時代には上映禁止にもあった作家で、『今夜はプレミア』(1964年)を初監督、『トルペド航空隊』(1983年)、『アイランズ/島々』(1993年)などを撮り、日本では1992年にレンフィルム祭で主要作品が公開され話題を呼びました。

作品紹介

プログラムa|今夜はプレミア Tonight Premiere
監督:セミョーン・アラノヴィッチ/ソビエト/1964年/51分/モノクロ/35mm
アラノヴィッチ監督がレニングラード・ドキュメンタリー・フィルム・スタジオ(現サンクトペテルブルグ・ドキュメンタリー・フィルム・スタジオ)で撮った初監督作品。名演出家として知られたゲオルギー・トフストノゴフがレニングラード・ボリショイ・ドラマ劇場でチェーホフの戯曲『三人姉妹』の初日(プレミア)を迎えるまでの、稽古風景やスタッフの打ち合わせなど光景をとらえたドキュメンタリー作品。
プログラムb|天と地の間の人々 People Between Earth and Sky
監督:セミョーン・アラノヴィッチ/ソビエト/1971年/52分/モノクロ/35mm
パイロットに憧れて航空学校に学び、実際に航空隊にいたアラノヴィッチ監督が、超高速ジェット機に臨み、宇宙飛行に臨み、そして空に散っていった全てのソ連空軍関係者に捧げたドキュメンタリー作品。人類初の宇宙飛行士を生んだソ連で、テストパイロットのユーリー・ガルナエフが挑むのは命がけの実験であった。
プログラムc|アンナ・アフマートワ The Case of ANNA AKHMATOVA
監督:セミョーン・アラノヴィッチ/ソビエト/1989年/65分/カラー/35mm
ソ連の女流詩人アンナ・アフマートワの国家的葬儀の場面を映像でとらえながら、その女流詩人の足跡を当時の時代背景とともに明らかにする。アラノヴィッチ監督は、アフマートワやショスタコヴィッチ、ゴーリキーなど、時代を生きぬいた人々を主題にしたドキュメンタリーに力を注いだ。詩を朗読するアフマートワの声が主調低音のように映像を貫く。

スタジオ・プレビュー

今月はありません。



会期・会場

せんだいメディアテーク
7階スタジオシアター

4月21日(金)
11:00 プログラムa
19:00 プログラムb
20:20 プログラムc
4月22日(土)
17:30 プログラムa
19:00 プログラムb
20:20 プログラムc

入場方法

入場料は1プログラムにつき一般1000円、学生以下800円。当日受付にてお支払いください。
豊齢手帳・障害者手帳等をお持ちの方は半額となります。
各回入替制(定員180名)。開場は上映の15分前を予定しています。
やむを得ない事情により企画内容の変更、および、入場の制限をさせて頂く場合がありますのでご了承ください。

託児サービス

上映時に、1歳半から未就学児までの託児サービスがあります(おやつ代200円が必要)。往復はがき又は電子メール、FAXに、希望日時、住所、氏名、電話番号、お子様の氏名、年齢(月齢まで)、を記入のうえ4月11日(火)(必着)までに「月例上映会託児担当」までお申込下さい。

主催:せんだいメディアテーク
協力:なみおかシネマテーク

〒980-0821 せんだいメディアテーク
宮城県仙台市青葉区春日町2-1
tel:022-713-3171 fax:022-713-4485
e-mail:office@smt.city.sendai.jp
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