記念碑建立の様子
仙台八景ブルース
続・駒形克哉の記念碑建立ワークショップ・村上徳彦協力による音楽編



記念碑とは何でしょうか。「念い」を「記す」「碑」です。またモニュメントmonumentoはラテンmonumentum monere(思い出させる)mentum(念い)から派生した言葉です。つまり念いを貯え後の世代に伝えるメディアです。また、都市は多くの記念碑が既にあり、それらは様々な時代の様々な「念い」を今も宿していることでしょう。
それらを読み解く事で都市を1巻の巨大な書物に見立てる事も可能かも知れません。
そして、その巨大な書物に密かに、あるいは高らかにあなたの言い回しで新たな言葉を上書きしていこうではありませんか。
というわけで、昨年、ワークショップ「仙台八景」では、仙台という町のなかにある記念されるべきことがらを調べ捜し出し、あるいは創り出して、ブロンズを素材とするオリジナルの記念碑をつくりました。

今年は趣向を変えてブロンズではなく音楽で大切な事の記念碑を打ち立てたいと思います。
「仙台八景ブルース」は、ジャンルを超えた作曲指導ができる村上徳彦氏を招き、音楽による記念碑を制作演奏しようという楽しい実験ワークショップです。

主催/せんだいメディアテーク
ワークショップ考案・監修/駒形克哉
音楽監修/村上徳彦


ワークショップは以下の日程で行われました。
  • 第1回 9月20日(土)
    13:00−16:00
    せんだいメディアテーク7fスタジオb

    『ワークショップの説明 』
    ワークショップの概要、楽曲の制作方法、楽曲のアイディアの出し方などを説明します。

  • 第2回 10月4日(土)
    10:00−16:00
    せんだいメディアテーク7fスタジオb

    『詩のプレゼンテーション』
    私小説的なことがらを共同体とのかかわりという視点に展開させて詩を完成させます。また、歌を完成させます。

  • 第3回 10月18日(土)
    10:00−17:00
    せんだいメディアテーク7fスタジオb

    『曲のプレゼンテーション』
    楽曲を完成させ、演奏者とのリハーサルを行います。

  • 第4回 11月3日(月・祝)
    9:00−19:00
    市内記念碑建立地

    『曲の発表』
    制作した楽曲を記念すべきそれぞれの土地で発表します。


仙台八景ブルース開催にあたり、ワークショップにご参加下さった方々、記念碑に関する貴重な資料をご貸与いただきました関係機関、所蔵家の方々、取材にご援助ご協力いただきました方々、ワークショップの運営を補助していただきました方々のご好意に深く感謝の意を表します。
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