リレー・エッセイ

タイトル:
音声解説制作ボランティア4期生
投稿日:
2008年10月17日

 現在,音声解説制作ボランティア4期生9名、スタジオdで活動しています。
音声解説は、テレビの副音声の映画版のようなもので、目の不自由なかた向けに「背景」「動作」「表情」などの情報を解説文書にして、セリフの合間に読み上げたり、映画のパンフレットの音声版のような「事前テープ」を作成したりします。現在は、12月7日(日)に開催する映画『かもめ食堂』の上映会に向けて、解説文書を作成中です。
 スタジオdは、メディアテーク7階の北東角から北側にあり、日当たりも良く快適なスペースです。テーブル・4人掛けのイス・反射板が一つになっているブースが並んでおり、そちらを利用して活動しています。私たちが使う機材は、モニタ、DVDレコーダーで、スタジオカウンターからこれをワゴンに乗せてブースに運び、コード等をつないで利用します。
先日ブースを利用していて気がついたのですが、いつもよりモニタの音量が小さくて聞き取りにくく、その原因がしばらくわかりませんでした。しばらくしてからモニタの位置を変えると、音が急に大きくなりました。ブースの反射板とモニタのスピーカーの位置の関係だったようです。その日の人数の関係もあり、モニタの位置がちょっと離れていたため聞こえなかったのでした。反射板の有効性を確認するとともに、ブースの幅がもう少し広ければ使いやすいな、と感じました。
 今後も上映会に向けて、週1回ペースで利用していきます。また、映画「かもめ食堂」を皆様に心から楽しんでいただけますよう、取り組んでいきたいと思います。

加藤知枝(音声解説制作ボランティア4期生)



  • モニタをみながら聞き取り作業
    モニタをみながら聞き取り作業