二卵性の映画たち
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易からざるリメイク
しばしば安直なものにならざるを得ない「リメイク」という方法において、それが陥りがちな関係にあらがうかのように即興で描かれる「広島」。そして、「ヒロシマ」とつづられる、40年あまり前に描かれた場所。

H story
ヒロシマモナムール
■H story
  H story
  6月14日[土] 14:30-

『M/OTHER』の諏訪敦彦監督がアラン・レネ『ヒロシマモナムール』をベースに、自らの故郷「広島/ヒロシマ」を描いた作品。しかし、この映画に台本はなく、即興で物語が演じられている。
  ■ヒロシマモナムール(二十四時間の情事)
  Hiroshima, mon amour
  6月14日[土] 18:30-

ヒロシマによってエマニュエル・リヴァが呼び覚まされた、過去のヌヴェールの記憶とは何か。第二次世界大戦下におけるフランスと日本での隔てられた距離を、意識のモンタージュを駆使して結びつける。


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DVという網膜
DV(デジタルビデオ)の普及により、ほとんど作家の「眼」として身体化するキャメラで撮影された日常は、ドキュメンタリーのイメージ(視覚)を揺るがしている。

三人三色
シックス・イージー・ピーセス
■三人三色
  Digital Short Films by Three Filmmakers
  6月15日[日] 14:30-

『青の稲妻』のジャ・ジャンクー監督など3人の監督が、韓国のチョンジュ国際映画祭の依頼により、「DV」「30分程度」「限られた予算」のもとでそれぞれ作品を作りあげた。デジタル映像独自の機能性と美学が駆使されている。
  ■シックス・イージー・ピーセス
  6 Easy Pieces
  6月15日[日] 18:30-

DVという、フィルムとは異なる媒体による作品。そこにあるのはまさしく「映像」そのものであるが、監督は「何を語っているか見当もつかないが、何かを伝えているのは確かだ」と語る。

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ノン/フィクション
近年、ドキュメンタリーとフィクションのそれぞれの作品で高い評価を得ているタイの監督・アピチャッポン・ウィーラセタクン。ひとりの作家に融解される両者の境界線。

ブリスフリー・ユアーズ
真昼の不思議な物体
■ブリスフリー・ユアーズ
  Blissfully Yours
  6月21日[土] 14:30-

ミャンマーからの不法移民たちが、国境近くの森で過ごす自由な時間を、自然主義的な映像で描写する。役者は皆アマチュアで、アジアの現実に触れることができる。2002年カンヌ映画祭「ある視点」最優秀作品賞。
*英語字幕による上映、日本語対訳配布。
  ■真昼の不思議な物体
  Mysterious Object at Noon
  6月21日[土] 18:30-

監督はタイの国中を旅し、出会った人たちに物語の続きを創作してもらう。画面に映し出されるのは、タイの人々の生の存在と、彼らが語る「不思議な物体」の物語。そして物語は交錯し、変容していく。

■『ブリスフリー・ユアーズ』の上映後、チャリダー・ウアバムルンジット(タイ国立フィルム・アーカイブ)によるトークを予定しています。(入場自由)

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映画をつらぬく二重の眼差し
代日本映画を代表する監督・黒沢清が未来に対して向けた眼差しと、『≒森山大道』の監督・藤井謙二郎が黒沢清に向けたもうひとつの眼差し。

アカルイミライ
曖昧な未来、黒沢清
■アカルイミライ
  bright future
  6月22日[日] 14:30-

葛藤すら起こりえないかもしれない異なる世代の男たちと、彼らの間をたゆたうクラゲ。『回路』で人々が消え去った未来を描いた黒沢監督が、今日においては想像することも困難である「明るい未来」を描いた作品。
  ■曖昧な未来、黒沢清
  ambivalent future: Kurosawa Kiyoshi
  6月22日[日] 18:30-

『アカルイミライ』のメイキングでもあるこの作品の特徴は、映画撮影中のビデオを見せながら黒沢監督自身に語らせるという方法である。驚くほど誠実に答える彼の姿から、映画そのものへの思いへと迫る作品。

■『曖昧な未来、黒沢清』の上映後、監督の藤井謙二郎氏によるトークを予定しています。(入場自由)

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