インタラクティブカオス −生体システムの外在化− は、
アーティスト関口敦仁と片岡勲人による、インタラクティブメディアアートです。
コンピュータと様々なセンサー、大型プロジェクターによって映し出された映像により構成されたこの作品は、
コンピュータのプログラムにより制御され鑑賞者の生体情報(脈波)を作品に取り込みます。
そしてその情報をリアルタイムでプログラムに反映し、
鑑賞者の生態情報によって構成されるイメージがスクリーンに映し出されます。
開催日時 | 9月27日(金)−10月5日(土) 10:00−20:00 *入場無料 |
場所 | 1階オープンスクエア |
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関連シンポジウム
「ダイナミックな脳―脳科学から見た、カオティックな解釈とその表現への可能性について」
9月29日(日) 14:00−16:00 1階オープンスクエア
作品解説
この作品では鑑賞者の脈波から人の精神状態をカオス代入式によって個体化し、
これらの生体情報からサーチエンジンを通して社会イメージを表示、構成する。
人は一人一人それぞれが社会を構成しているはずであるが、その実感は乏しい。
脈波から創出されたアトラクター形状は、同じように見えるが、一度として同じ形を持たず、
また、個人ごとに差別化も可能である。
カオスは身体情報を同一の基準で動作するオペレーティングシステムを創出する偉大なフィルターである。
また、脳がカオティックな機能を持っているとすれば、
人は異なる系の出来事を共通の土壌で判定できる能力を持っているはずだ。
この作品は自己覚知と社会との接続の過程において、カオスが自己に内在することをイメージ可能にすることを目的としている。
(関口)
作家略歴
- 関口敦仁SEKIGUCHI Atsuhito
- 片岡勲人KATAOKA Isato
主催 | せんだいメディアテーク |
協力 | IAMAS(情報科学芸術大学院大学)、照岡正樹 |
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