5月の特集「宮沢賢治の世界」

展示期間

2005年4月29日（金）から2005年5月25日（水）まで

場所

せんだいメディアテーク7階映像音響ライブラリー

今月は岩手県出身の作家宮沢賢治を紹介いたします。 賢治独特の世界観を著したリズミカルな文章を作者それぞれのとらえ方で映像と音楽とに表現した作品をお楽しみください。

「オッペルとぞう」

人をつかってたくさん働かせ、自分はなにもしないで、もうけを全部とってしまうオッペル。彼が次に手に入れたのは気のいい白い象でした。

「風の又三郎」

風のように現れ､風のように立ち去っていった不思議な転校生高田三郎｡少年たちの心の交流を描いています。

「銀河鉄道の夜」

ケンタウル祭の夜､貧しい少年ジョバンニは友人カムパネルラとともに､銀河鉄道へ乗り込みます｡

「鹿踊りのはじまり」

湯治に向かう途中の野原に嘉十はうっかり手ぬぐいを置き忘れました。とりに戻ってみると、手ぬぐいの周りには6頭の鹿がいました。

「セロ弾きのゴーシュ」

楽長にしかられた職業楽士ゴーシュ。ある晩から、チェロの練習をする彼と動物たちとのおかしな関係が始まりました。

「注文の多い料理店」

猟に出て山道で迷った2人の紳士。空腹で倒れそうな彼らは、一軒の立派な西洋料理店「山猫軒」にたどり着きます。

「月夜のでんしんばしら」

鉛色の月光がにぶくさしこむ晩のこと。恭一は電気総長がひきつれているでんしんばしらの行軍を見つけます。

「猫の事務所」

軽便鉄道の停車場近くに､猫の歴史と地理を調べる猫の第六事務所があります｡そこでは､黒猫の事務長や白猫､虎猫､三毛猫､かま猫が働いていました｡

「氷河ねずみの毛皮」

北へ向かう夜行列車の乗客は毛皮商人、船乗りの若者、狐に似た赤鬚の男。窓の外に不思議なかがり火が見え列車が急停止すると、そこに白熊たちが乗り込み毛皮商人を捕らえます。赤鬚の男の正体は...。

「双子の星」

天の川の西にある水晶のお宮に､可愛い双子の星､チュンセとポウセが住んでいました｡毎晩笛を吹く役目を果たせないと海に落ちてヒトデになってしまいます｡

「雪渡り」

カチカチに凍った雪の上で､四郎とかん子が､野原の向こうに広がる森に向かって大声で叫ぶと､森の奥からキシリキシリと雪を踏む音とともに白い狐の紺三郎が現れます｡

その他の作品

お探しの資料が見つからない場合は7階映像音響ライブラリーカウンターまでお問い合わせ下さい。

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