振袖少女、コギャル、八百屋さん、受付嬢…
「素顔の私」はどんな顔?

外見と内面の関係をテーマに作品を作り続けてきた澤田知子
自動証明写真機で撮った400人(もちろん全て澤田知子)のシリーズ「ID400」、お見合い写真30人に扮した「OMIAI♥」、3作目はガン黒でヤマンバとまで呼ばれて限り無く外見で判断されていたコギャルたちに扮した、ご存じ「cover」。そして今回のコンセプトは、職業によって、その人に対する人々の態度は大きく変わることです。しばしば仕事の制服や、職種を連想させる服装から職業は判断されることがあります。そんなポイントに着眼した「Costume」。変装家という言葉がぴったりかもしれないとも言われるアーティスト澤田知子。
今回、第二十九回木村伊兵衛写真賞[*]、受賞後東北でははじめての講演会になります。今回もますますパワーアップして、私たちを圧倒する変装を繰り広げます。外見とは?内面とは?このテーマに果たして結論が見つかるのか?楽しみつつ、じっくりと考えて頂きたく思います。今回せんだいメディアテークでは、受賞式の様子、また受賞後初となる欧米での個展のこと、また、自作についてのコンセプトについてお話しされます。

写真評論家:飯沢耕太郎、写真家:澤田知子のレクチャー&トークショー「いままで、そして、これから」

参加者の感想

木村伊兵衛写真賞
故木村伊兵衛氏の業績を記念し1975年に創設された、写真界の芥川賞とも呼ばれる栄誉ある賞です。
毎年1月から12月までの間に、写真の制作・発表活動において優れた成果をあげた新人に贈られ、これまでに多彩な写真家達が受賞しています。