種類 | ワークショップ |
場所 | 宮城県立盲学校 |
期間 | 2001年09月12日, 2001年09月19日 |
時間 | 13時10分から15時まで |
神戸芸術工科大学とせんだいメディアテークでは、バリアフリーのための設備や装置を、利用者とともに作り出していくために共同プロジェクトを企画した。注目したのは「触知図」である。せんだいメディアテークには、立体的な触知図「触る模型」が各階にあるが、私たちは、これを利用者と一緒に作ることができないかと考えた。
「じぶんでつくる」ことができたら、それが一番わかりやすいのではないか?公共施設にしかなく、高価な触知図だが、自分たちが通う学校や自分の家の触知図を自由につくることができないだろうか? 目の不自由なかたがたも自分の生活空間を立体的に表現したり、他の人の空間表現を理解できたら豊かなコミュニケーションができるのではないだろうか? 私たちは、このような仮説をもとに、じぶんで触知図(立体模型)をつくるワークショップを企画する。
また、公共建築や公共空間だけでなく、家の中のことや街の出来事など、つまり日常の空間についても「触る模型」を通して、お互いに空間的なコミュニケーションをとるという目標もある。
まず、触知図を積み木でつくること。世界中どこでも同じ規格の積み木が手に入り、組み立てるのが比較的容易で、触っても壊れにくい積み木、ということでレゴブロックを利用する。
参加者/宮城県立盲学校小中学生の有志(8名)
進行協力/宮城県立盲学校
講師/鈴木明(神戸芸術工科大学,建築・都市ワークショップ)
アシスタント/原田麻魚(建築家)、日高奈々恵、棚岡里美、村山徹(以上神戸芸術工科大学)
コーディネーション・記録・進行/松岡忠志、松山由起、薄井真矢(以上smt)
使用教材(LEGO)/4172(ティナのお家)、4119(入門セット)、基礎板(基盤382mm×382mm)
協力/レゴジャパン株式会社