種類 | ワークショップ |
場所 | 1階オープンスクエア |
期間 | 2001年03月18日 |
時間 | 13時30分から16時まで |
料金 | 無料 |
web | https://www.smt.jp/opening/workshop/workshop_8.html |
ワークショップとは、ひとつの経験を共有することによって、参加する人たちに技術やノウハウや、考える機会を提供するイベントである。それは、これから始まるメディアテークの活動の中で、もっとも重要なものである。
開館を迎えるにあたり、単なる目新しさとしてではなく、私たちをとりまくメディアを理解したり、メディアテークの役割について考えることを目的として、性格の異なる8種類のワークショップをおこなう。若い人もお年寄りも、アーティストも職人さんも、参加した人それぞれの経験が「ことばの扉」を開き、新しい「メッセージ」を織りなしていくことを願うものである。
日本のバリアフリー活動は、1969年、仙台に住む1人の障害のあるかたと1人のボランティアが、車いすで自由に街を歩きたいと声を上げ、行動を起こしたことから始まった。それがきっかけとなって、大阪万博での施設改善など、市民による「福祉のまちづくり」運動として全国に広がっていった。
現在は、高齢社会の到来とともに車いすばかりでなく、さまざまなハンディに目が向けられ、実に多種多様な取り組みがなされるようになっている。メディアテークでも目や耳の不自由なかたの情報サービスをはじめ、さまざまなバリアフリーに関する活動を、みなさんといっしょに進めている。このワークショップでは、バリアフリーの取り組みの原点に立ち返り、車いすそのものをもういちど見つめ直したい。まずは車いすに乗って、メディアテークの内外にあるバリアフリーの設備、施設や、ばらばらの状態でおかれた車いすの部品を探しだし、見つかったらこんどは車いすの組み立てに挑戦する。
その後、講師よりメディアテークの館内や仙台市内の施設等のバリアフリー状況の説明やディスカッションをおこなう。