種類 | ワークショップ |
場所 | 5階ギャラリー |
期間 | 2001年02月24日 から 2001年02月25日 まで |
時間 | 13時から19時まで |
料金 | 無料 |
web | https://www.smt.jp/opening/workshop/workshop_5.html |
ワークショップとは、ひとつの経験を共有することによって、参加する人たちに技術やノウハウや、考える機会を提供するイベントである。それは、これから始まるメディアテークの活動の中で、もっとも重要なものである。
開館を迎えるにあたり、単なる目新しさとしてではなく、私たちをとりまくメディアを理解したり、メディアテークの役割について考えることを目的として、性格の異なる8種類のワークショップを行う。若い人もお年寄りも、アーティストも職人さんも、参加した人それぞれの経験が「ことばの扉」を開き、新しい「メッセージ」を織りなしていくことを願うものである。
新聞やテレビなどの報道機関を「プレス」と呼ぶことがある。プレスは印刷のことを指していますが、テレビのない時代、メディアと言えば新聞や出版、すなわち印刷によるメディアが主役であった。
15世紀にグーテンベルグが鉛活字による活版印刷技術を実用化したことにより、印刷による情報の大量生産が可能にななった。それ以降、「プレス」が人類の文明に与えた影響の大きさについてはあらためて言うまでもない。出版された無数の本はもちろんのこと、活字技術そのものがひとつの大切な文化を形成していった。しかし今、コンピュータによる情報伝達技術の急速な発展によって、数世紀にわたる主役の座を譲り渡そうとしている。
メディアテークは、印刷業者から寄贈していただいた活版印刷機と活字を使って、古いメディアが培ってきた大切な文化をひとつひとつ掘り起こしながら、未来の情報発信を考えたい。