2017年07月14日更新

参加作家の紹介


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青野文昭 Aono Fumiaki

1968年宮城県仙台市生まれ。宮城教育大学大学院美術教育科修了。モノの持つテクスチャーや形態を手がかりに「なおす」をテーマとして、廃棄物や拾得物を用いた表現を行う。近年の主な個展に、「パランプセスト―記憶の重ね書き」(2015年、gallery αM )、「青野文昭個展」(2016年、ギャラリーターンアラウンド)、グループ展に、「いま、被災地から -岩手・宮城・福島の美術と震災復興-」(2016年、東京藝術大学大学美術館)、「Royal Academy of Arts Summer Exhibition 2016」(2016年、ロンドン)などのほか、あいちトリエンナーレ2013に出品。宮城県美術館、愛知県美術館、金沢21世紀美術館などにパブリック・コレクションがある。

 

飯山由貴 Iiyama Yuki

1988年神奈川県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科油画修了。記録物や出会った人へのインタビューなどを手がかりに、戦争やハンセン氏病など喪失や疎外を抱える社会と個人の内面とのつながりについてインスタレーションとして表す。主な個展に「Temporary home, Final home」(2015年、愛知県美術館)、「アーティストin六区2016 vol.1 生きている百物語」(2016年、瀬戸内国際芸術祭)。グループ展に「戦争画STUDIES」(2015年、東京都美術館)、「ありのままごと」(2016年、秋田公立美術大学ギャラリー BIYONG POINT)、「歴史する!Doing history!」(2016年、福岡市美術館)などがある。

 

井上亜美 Inoue Ami

1991年宮城県丸森町生まれ。京都造形芸術大学こども芸術学科卒業。東京藝術大学大学院映像研究科修士課程修了。在学中に狩猟をはじめる。現場でつぎつぎに起こる出来事をエスノグラフィックな視点で見つめ、自身が出演・演出・記録する手法で映像作品を制作している。近作に、都会で暮らす猟師の奇妙な生活を描いた≪猟師の生活≫(2016年)、震災後に猟をやめた祖父を追った≪じいちゃんとわたしの共通言語≫(2016年)などがある。「ULTRA AWARD 2016 ニュー・オーガニクス」(2016年、京都造形芸術大学)、「猟師の生活」(2017年、トーキョーワンダーサイト本郷)など。現在、第5期HAPSスタジオ使用者として京都在住。

 

高嶺格 Takamine Tadasu

1968年鹿児島県生まれ。京都市立芸術大学工芸科漆工専攻卒業。IAMAS(国際情報科学芸術アカデミー)卒業。立体や平面の造形に留まらず、映像や身体など多様なメディアを用いて、現代社会の不条理をユーモアを交えながら批評的に表現する。近年の主な個展に、「[大きな休息] 明日のためのガーデニング1095㎡」(2008年、せんだいメディアテーク)、「とおくてよくみえない」(2011年、横浜美術館ほか)、「高嶺格のクールジャパン」(2012年、水戸芸術館)。また、数々の国際展や国内外のグループ展に出品している。1993年から1997年にかけて、パフォーマー/コラボレーターとしてダム・タイプで活動したほか、舞台美術を手がけるなど、ダンスや演劇とのコラボレーションも数多くある。

 

門馬美喜 Momma Miki

1981年福島県相馬市生まれ。東京造形大学絵画専攻卒業。2005年より中国美術学院大学及び中央美術学院に留学し、書と山水画を学ぶ。滞在中には中国大陸縦横断をしながら各地で制作を行う。2013年より震災の影響で断念していた美術制作を再開し、2015年11月に個展「Route 故郷/被災地に通う道」(ギャラリーなつか、東京)を開催。その後の出展に「Route/59ヶ月」(2016年、トーキョーワンダーサイト本郷)、「SICF18」(2017年)、グループ展に、「被災地からの発信 ふくしま3.11以降を描く」(2016年、福島県立美術館)がある。


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