イベント 2023年08月30日更新

「細倉を記録する寺崎英子の遺したフィルム」展


 

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【開催日時】2023年10月31日(火)〜12月28日(木)  2024年1月22日(月)*会期を延長しました

      9:00―22:00  ※11月30日(木)、12月29(金)〜1月3日(水)は休館日

【会場】  せんだいメディアテーク7fラウンジ、スタジオa     入場無料・申込不要


【お問合せ】せんだいメディアテーク 企画・活動支援室 980-0821 仙台市青葉区春日町2-1

      tel 022-713-4483 fax 022-713-4482 email office@smt.city.sendai.jp


 主催:寺崎英子写真集刊行委員会、せんだいメディアテーク

 助成:一般財団法人 地域創造





宮城県北西部、奥羽山脈の山麓の町鶯沢に細倉鉱山という、

鉛や亜鉛を産出した日本で有数の鉱山がありました。

1941年、旧満州に生まれた寺崎英子は、家族とともに細倉に移り住み、

家業の売店を生業にしてきました。

鉱山の閉山が発表されると寺崎はカメラを手にし、記録を始めます。

閉山までは町や人々、子どもたちやそこで飼われていた動物などに精力的に眼を向け、

閉山後は消えていく人々の生活、そしてその場所が草むらとなって埋もれていく過程を

丹念に撮影し、約11千カットのネガを残しました。

本展では、写真をプリントすることなく2016年、75歳で亡くなった寺崎英子のネガを元に

刊行した同タイトルの写真集を中心に、未発表作品のほか、撮影ノート、手紙、俳句や短歌も合わせて紹介します。

 

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寺崎 英子(てらさき えいこ)

1941年旧満州生まれ。終戦後、宮城県鶯沢町細倉(現在の栗原市)に家族と移住し、両親は細倉鉱山の購買会で八百屋を営み、兄と弟は鉱山で働く。幼少期にカリエスを患い闘病後、家業を経理の仕事で支えた。鉱山の閉山が発表された直後から町や人々を撮り始め、371本のフィルムを残す。2016年5月逝去。



*チラシ表

*チラシ裏


 

【関連イベント】  参加無料・申込不要

対談「寺崎英子とその時代--ドキュメンタリー写真の終わりと始まり--」

12月16日(土)14:0015:30 7f スタジオaにて

石井仁志×小岩勉(寺崎英子写真集刊行委員会、写真家)

 

石井 仁志(いしい ひとし)

1955年宮城県仙台市生まれ、プロデューサー、ディレクター。近現代文化史研究。音楽、写真、映像、文学と幅広い執筆活動を展開。細江英公、北井一夫をはじめ、多くの写真家の展示を企画・運営。新潟大学地域映像アーカイブを支援協力。2020年より大阪府豊中市にて写真を中心とした企画画廊「G&S根雨」を主宰。

 

  

寺崎英子写真集刊行委員会・年譜

2015年 11月 寺崎英子より、ネガ及び撮影ノートの写真集刊行を託される

2016年 3月 寺崎英子写真集刊行委員会を立ち上げる

       せんだいメディアテーク/メディアスタディーズのプロジェクトとして承認

2016年 7月 ネガ整理作業、スキャン作業開始

2017年 2月 刊行委員会に2名が新規参加

     3月 モノクロネガのスキャン作業終了

    10月〜12月 「細倉を記録した寺崎英子のまなざし展」せんだいメディアテーク

    11月 「細倉を記録した寺崎英子の遺したフィルム」仙台アーティストランプレイス

2018年 1月 寺崎英子の同展が2017年東川賞にノミネートされる

     3月 カラーネガのスキャン作業開始

     5月〜8月 「細倉を記録した寺崎英子のまなざし展」細倉マインパーク・資料館(宮城県栗原市)

     8月 カラーネガのスキャン作業終了

    10月 「細倉を記録する寺崎英子の遺したフィルム・カラー編」仙台アーティストランプレイス

    11月〜12月 「細倉を記録した寺崎英子のまなざし展・カラー編」せんだいメディアテーク

2019年 2月 「細倉を記録した寺崎英子のまなざし展・カラー編」栗原市文化センター

2020年 9月 公開編集室「細倉を記録する寺崎英子の遺したフィルム」仙台アーティストランプレイス

2021年 7月〜10月 寺崎英子周辺へのインタビュー収録(映像/テキスト)

    12月 『細倉を記録する寺崎英子の遺したフィルム/インタビューアーカイブ』刊行(非売品)

2022年 7月〜12月 写真集出版に向けて写真を再編集

2023年 3月 『細倉を記録する寺崎英子の遺したフィルム』刊行(発売/荒蝦夷)

 

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写真集
『細倉を記録する寺崎英子の遺したフィルム』

著者 寺崎英子
編集 寺崎英子写真集刊行委員会(小岩勉/鈴木まどか/柴崎春俊)
テキスト構成 清水チナツ
装丁 伊藤裕
発行人 小岩勉
発売 有限会社 荒蝦夷
発行 20233
定価 4,290円(税込)

*メディアテーク1階・カネイリミュージアムショップでも販売しています



関連企画

仙台写真月間2023<第1週>

「細倉を記録する寺崎英子の遺したフィルム ・未発表作品展」

2023年1010日(火)〜1015日(日)11:0019:00(最終日17:00まで)

会場:仙台アーティストランプレイスSpaceA 仙台市青葉区錦町1-12-7門脇ビル1

   tel 022-222-0654 web https://sarp-sendai.com/

 


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