気配の音 mute witness 無言の目撃者

Dropin 階段内の諸段階 2009.1.13-3.16 会場:5番チューブ内


Public Vacancy Office(竹本香織+高松真平)

5番チューブ内部とその周辺をメディアを用いた表現で創造的に活用していくシリーズ企画。今年度は、「気配の音」をテーマとし、メディアテーク各階の人や情報の活性をイメージさせる音響表現をご紹介します。第3回目は、東京藝術大学音楽環境創造科の学生によるユニットPublic Vacancy Officeが、コンピュータープログラムによって映像として作成した仮想の5番チューブと、現実の5番チューブの空間を音によって結びつけます。鑑賞者が、設置されたコンピューター端末を操作したりチューブ内を行き来することで、チューブ全体が音を奏で、情報空間と連動した新たな5番チューブを感じることができます。


「Droppin 階段内の諸段階」
鑑賞者は、タッチパネルを操作し、プログラムによって3Dモデルとして作られた仮想5番チューブ内に、立体オブジェクトを生成し落下させることができます。そうすると、現実の5番チューブの空間内に、オブジェクトの落下に合わせてサウンドが鳴り響きます。また逆に、5番チューブ内のドアの開閉や階段の昇降がコンピュータープログラムに作用し、仮想5番チューブの映像が変化していきます。


Public Vacancy Office(竹本香織+高松真平)
東京藝術大学音楽環境創造科に在籍する竹本と高松によるユニット。メディアテクノロジーを用いた音響・映像表現を中心とし て、それらが空間や環境に与える作用を探求している。
カルチュラルタイフーン2008などで作品を発表。
http://p-vo.net/


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Vol.3 Droppin 1F

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