スタジオやギャラリーなど創造活動の場を結ぶ5番チューブを、音響や映像による表 現で有効活用していくシリーズ。2009年は「会話する塔」と題し、5番チューブを豊 かなコミュニケーションを育む空間に変貌させます。vol.5では都市をテーマとして ラジオやテレビアンテナを用いた作品で活躍する毛原大樹が、5番チューブをFMラジ オ局のように表現します。

「Radiotheque／ラジオテーク」
訪れた人が情報の発信者になれる場所として、５番チューブが自由ラジオ局「ラジオテーク」に変貌します。チューブのあらゆる場所が、放送のためのスタジオになったり、調整室になったり、出演者のための楽屋になったりなど、ラジオ局のような環境をインスタレーションとして構成します。また、実際に5 番チューブの周辺では内部からの発信をラジオで聞くことができます。

毛原 大樹（アーティスト）
都市に存在している“あたりまえ”なもののわずかな違和感に注目し、その背景を探るべく作品化する。表現形態は、映像、パフォーマンス、インスタレーションなど様々。
主な展覧会に、「都市のエフェクト」（2009/ヒロミヨシイ）、「BankArtlife2」（2008/BankArt Studio NYK）、「On The Turn」(2007/ヒロミヨシイ)、オープンハウス展（2007/ 曽我部邸）、「都市のカタログ」（2007/ギャラリー58）