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音声解説とは

目の不自由なかたが映画を楽しめるよう、画面に映る人物の動きや、風景などを音声で解説するものです。

この音声はFM送信で、会場内のスピーカーからは流れず、専用の受信機および周波数を合わせたFMラジオのイヤホンのみで聞くことができます。

音声解説の例

通常の音声音声解説

店員「いらっしゃいませ」音声解説 男性客に声をかける店員

店員 「何かお探しですか?」音声解説 客、立ち止まって

客 「新商品の広告を見たのですが・・・」音声解説 鞄から広告を取り出す客。広告には黒い携帯電話の写真が載っている。

店員 「そちらの商品ですね?見本をお持ちいたしましょうか?」

客 「はい、是非。」

店員 「では、お持ちいたしますので少々お待ちください。」音声解説 小走りで店の奥へいく店員。すぐに棚から見本をもって戻ってくる。

店員 「お待たせいたしました。こちらです。」

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ボランティアの紹介

  1. 活動内容
    主な活動はこの解説を制作することで、実際に読みを担当するのは1回の上映につき一人です。
    上映の約3か月前から週に1から2回活動します。このほか「事前解説テープ」制作の活動もおこなっています。これは、映画の内容や関連情報をまとめてテープに録音し、目の不自由なかたに郵送配布するものです。
    当日の解説はできるだけセリフにかぶらないよう、また映画の雰囲気を損なわないようにしているため、解説だけでは十分に伝わらない部分もあります。そういった部分をわかりやすくテープにまとめ、事前に聞いていただくことで、より映画を楽しめるよう工夫しています。
  2. メンバー
    メンバーはメディアテーク主催の「音声解説制作ボランティア養成講座」を受講されたかたがたです。 年齢層も30代から50代と幅広く、職種もさまざまです。

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音声解説ができるまで

  1. 基礎となる解説を作る
    シナリオなどを参考に基礎となる解説の文章を作ります。(主に自宅作業となります。)
  2. 添削・調整作業
    過不足や表現方法を以下の点に注意しながら調整していきます。
    • わかりやすい表現にする
    • 人名や地名など固有名詞の呼び方を統一する
    • 映画の雰囲気を損なわぬよう、適度な量の解説にする
    • できるだけ人物のセリフにかぶらないようにする など
    この活動の主要部分といえるこの作業は、1か月半から2か月程かかります。
  3. モニター
    目の不自由な方に、解説をつけて作品を試聴していただいて、感想や意見を伺います。
    それを参考に、更に手直しをおこなっていきます。
  4. 読み練習
    ほぼ完成した解説を読みこんでいきます。タイミングや声の強弱、アクセントに気をつけて、作品を見ながら何度も練習します。この段階でも、解説の気になる部分の手直しは随時おこないます。

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お問い合わせ先

せんだいメディアテーク
管理係 バリアフリー担当
電話:022-713-4484
ファックス:022-713-4482
bfu@smt.city.sendai.jp