2003年に逝去したアメリカの実験映像作家スタン・ブラッケージは、フィルムに直接絵を描いたりする独自の方法で現代の映像作家にも多大な影響を及ぼしました。「DOG STAR MAN」など代表作のほか、初期の作品から最晩年のものまで日本初公開作品をふくむ90作品あまりを上映します。また、現代の映像作家による作品上映や、ライブ・パフォーマンス、ワークショップなど関連企画があります。

スタン・ブラッケージ（Stan Brakhage）
1933年アメリカミズーリ州カンザス生まれ。幼年期はデンバーで育つ。ダートマス大学在学中に処女作『INTERIM』を撮る。大学中退後サンフランシスコを経て1955年からニューヨークで活動、マヤ・デレン、マリーメンケンをはじめとする多くのアーティストと出会い作品を多数発表する。この時期ジョン・ケージとも出会い、『In Between』（1955）では音楽にケージを起用している。作品は初期のサイコ的ドラマから神話詩、抽象的映像詩作品群に移行する。その後コロラドに居をかまえ精力的に制作を続け、作品数は400本余を数える。代表作として『夜への前ぶれ』（1958）、『DOG STAR MAN』（1961-64）、『Song』シリーズ（1964-69）などがある。常にフィルムによる表現の実験精神を貫く姿勢は、世界のフィルムメーカー、実験映画作家に多大なる影響を与え続けている。 2003年3月癌により死去（享年70歳）。

上映スケジュール

 作品データ

数字をクリックすると各プログラムごとにご覧いただけます。

　 13:00 15:00 17:00 19:00
2/27(金) - 1 2 -
2/28(土) 3 4 - 5
2/29(日) 4 c 6 7
3/1(月) - - 8 9
3/2(火) - - 10 11
3/3(水) - - 12 13
3/4(木) - - 14 15

料金
上映：1プログラム￥500／5プログラム回数券￥2000

開場は各回15分前を予定しています。各回入替制となります。料金はスタジオシアター受付で当日お支払いください。定員を超えた場合、入場をお断りすることがございます。なお、やむを得ない事情により上映作品・出演者等が変更になることがございますのでご了承ください。

関連企画

A：ライブ・パフォーマンス「Visual music for the silent film maker」
2月27日（金）19：00-20：30　1Fオープンスクエア

B：ワークショップ「ハンドペインティング・フィルムを作る」
2月28日（土）15：00-18：00　7Fスタジオd

C：トリビュート作品「リスポンド・ダンス・フィルム」　ゲスト：松本俊夫
2月29日（日）15：00-16：30　7Fスタジオシアター

D：作品展示「ブラッケージ・ワークス」

お問合せ

主催：　
せんだいメディアテーク
ブラッケージ・アイズ実行委員会（実行委員会webサイト: http://www.brakhage-eyes.com/）
助成：　財団法人地域創造、国際交流基金

〒980-0821　宮城県仙台市青葉区春日町2-1
tel : 022-713-3171
fax : 022-713-4485
e-mail : office@smt.city.sendai.jp