せんだいメディアテーク企画展覧会

日光写真村−古典技法で青写真をつくろう− 当日の様子
このワークショップがうまくいくかどうかを左右する鍵は「日光」にありましたが、
当日はお天気にも恵まれ、参加者は沢山の作品を作ることができました。
では、ワークショップ当日の流れについてご報告します。
10:30−12:00
- 2種類の薬品を水にとかして混ぜ合わせ、感光液をつくる。
- 布や紙にはけで塗る。
- 布や紙を乾燥させる。

13:00−15:00
- 箱のなかに感光液を塗った布を敷き、その上に影をやきつけたいものをのせる。
- ふたを閉めて外出、日のあたるところでふたを開ける。
- みるみるうちに、影が焼き付けられる。
(ものをのせた場所以外の部分が黄色から深緑色に変わる。影は白抜き。)
- 10分ほど焼いたら、ふたを閉め、暗室に戻る。
- 焼き付けた布を水に晒し、15分ほど洗う。
- 水気をとって干す。

以下、繰り返し。一人4〜5枚つくりました。
15:00−15:30
6Fギャラリーにて行われている「マクシム・デュ・カン」展を参加者が鑑賞。
今回のワークショップではサイアノタイプ
という古典技法を用いて写真を製作しましたが、デュ・カンの時代はどうだったのでしょうか。
15:30-16:00
できあがった作品を一人一人鑑賞しながら片付けました。

参加者からの感想
- 娘と一緒に参加したものです。
大変楽しかったです。娘は小学2年生なので途中で飽きてしまうのではと
心配しておりましたが、私より夢中になっておりました。
帰宅後に「かーちゃん、これ作ったんだよ!」と自慢げに話していました。
- レースと切り絵を持ってこられたおじいさんには負けたと思いました。
- 輪ゴムやビニール袋の影は海の中を浮遊するくらげのように見える。
- いつも知っているものが、影だけを取り出すと面白い形になっていて意外だった。
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