せんだいメディアテーク企画展覧会

日光写真村−古典技法で青写真をつくろう− サイアノタイプの作り方
用意するもの
- A液=クエン酸第二鉄アンモニウム 20g 水 100ml
- B液=フェリシアン化カリウム 10g 水 100ml
- 布(白地で綿100%が良い。糊や蛍光材を洗い流しておく。)
- 紙(上質紙や版画紙、和紙、木炭紙など)
作業手順
- 感光液の作成
- A液、B液をつくる。それぞれよく掻き混ぜた後に、液をあわせる。
- 液が洋服についた場合は、日にあたる前に洗うようにする。
(エプロンなどを着用すると良い)
- 感光紙の作成
- 感光液を塗布する。暗室など(20W〜40Wの照明した室内)で作業を行うのが望ましい。
- 乾燥後は感光しやすくなるため、暗室で液だまりやムラのないよう乾燥させ、一両日中に処理する。
- 焼き付け
- 完全に乾燥させた後、太陽光またはケミカルランプで焼き付けをする。焼き付け時間は条件により異なるが、40Wのケミカルランプで15〜20分、真夏の太陽光で5分程度である。
- 焼き付ける際に、ネガ以外に木の葉や、石、手などを置いても良い。密着させるため、アクリル板があると良い。
- 水現像(水洗)
- 焼き付けが終わったら流水にさらしてよく水洗いする。
紙類は比較的早く落ちるが、布などの感光液が浸透しやすい素材は、もみ洗いして光のあたらなかった部分が白くなるまで落とす。
- 最後に小量の漂白剤をいれてすすぐ。
- 水洗後、乾燥させて仕上げる。
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