報告記事
2008年1月27日(日)にガイドツアー「かくれんぼして遊ぼう」が開催されました。このツアーでは、かくれんぼをしながら館内を回ることで、メディアテークの利用法を知ってもらうのと同時に、公共施設でのマナーについて考えることを目的としています。今回は小学生9名が参加しました。
ツアーを始める前に、みんなでルールを確認しました。
案内役のガイドボランティアが「普段、公共施設でかくれんぼや鬼ごっこは出来ますか?」と尋ねると、子どもたちはみんな「出来ない」と答えます。子どもたちは、今日メディアテーク=公共施設でかくれんぼが出来ることが特別であることを最初から理解していました。
基本のルールとして、館内では走らないこと、大きな声を出さないこと、他の施設利用者の迷惑にならないようにすることを約束し、ツアーのスタートです。
まず、フロアをひとまわりして、面白い形を探しながら危険な場所、入ってはいけない場所をチェックします。再度ルールを確認した後、鬼を決めていよいよかくれんぼの始まりです。
鬼が数え始めると、子どもたちは机の下やベンチの後ろ、時には移動しながら隠れます。鬼に見つかっても声は出さず、身振り手振りで驚きを表します。
かくれんぼが1回終わる度に全員で集まり、お互いが隠れていた場所について感想を言い合いました。また、基本のルールが守れていたかについても確認します。「静かに出来て良かった」「走らないようにしていて良かった」と話し合うことで、次のかくれんぼでもマナーを守ろうと意識するようでした。
2階の児童書コーナー、3階の市民図書館、7階のスタジオで計5回のかくれんぼを行いました。参加者からは「広いところでかくれんぼをしたことがなかったけど、すぐに見つかってしまった」「普通隠れられないところでかくれんぼが出来て良かった」などの感想が寄せられました。子どもたちが楽しみながらマナーについて考える良い機会となったツアーでした。
<文:ガイドボランティア 笠松 恵美子 写真:ガイドボランティア 庄内 聡>