上映会「映画=ノイズに満ちた世界を注視するための補助線」は、スクリーンに投影された作品から、私たちが今生きる世界を見つめるシリーズです。
第3回上映作品は『親密さ』。演劇の稽古を続ける日々とその舞台公演そのものを撮った4時間半におよぶ映像であるが、演劇をめぐるドキュメンタリーではない。演劇と映画、ドキュメンタリーとフィクションといった既存の表現の境界を問い直す不可思議な距離感を保ち続けながらカメラは回っていく。 監督・脚本の濱口竜介は1978年生まれで注目の若手映画作家。仙台では2005年に『はじまり』が仙台短篇映画祭で紹介されて以来の常連でもあり、過去に『PASSION』『永遠に君を愛す』が上映されている。また、東日本大震災後には、東北沿岸部で被災した人々の対話を記録した『なみのおと』を酒井耕と共同監督し、次作に『なみのこえ』を準備中。
上映作品
親密さ (監督・脚本:濱口竜介/255分/2012年/デジタル)
日時・料金など
日時 2012年12月23日(日)13:00(開場は15分前を予定/途中休憩あり)
*トークゲスト:濱口竜介(『親密さ』監督)
会場 せんだいメディアテーク7階スタジオシアター
料金 1000円(豊齢手帳・障害者手帳等お持ちの方は半額)
主催 せんだいメディアテーク
企画 幕の人
協力 ENBUゼミナール