卸町に10-BOXが出現したとき、ビジネスの街のスタイルとは異質な存在を、事業者の皆さんは、「おもしろいこと」歓迎と、積極的に受け入れてくれた。この温かいまなざしを受け、工房長はじめスタッフ一同は、10-BOXの活動が地域に浸透し、やがてこの街のもう一つの顔になることを夢見ている。それが、先日の短編映画ワークショップのような、街を舞台とする活動を生み出すのだろう。
路地の魅力にもう一つ「アート」という要素を加える試みも、居酒屋やショップを営む地域の方々の理解をいただかなければ始まらない。地域から背中を押してもらった活動は、視線の延長線上に、新たな都市の魅力を開発する可能性を見つめている。これもまた、壮大な夢である。
メディアテークは、地域とともに夢を描くような活動を応援し、一緒に進めていきたいと願っている。そのために、夢を紡ぎ続け、夢に具体的な形を与えるスキルを磨いていきたいと思う。