上映作品(全24作品)

1. 君と別れて

1933年 72分 モノクロ サイレント
出演:吉川満子 磯野秋雄 水久保澄子

貧しい家に生まれ芸者となった照菊(水久保)と、先輩芸者の息子である義男(磯野)は相思相愛になるが、降りかかる不運にのまれていく。成瀬自身によるはじめての長編脚本。

上映日時:10月8日(土)11:00

2. 夜ごとの夢

1933年 64分 モノクロ サイレント
出演:栗島すみ子 小島照子 斎藤達雄

子ども(小島)を育てながら女給をしているおみつ(栗島)のもとに、行方知れずの夫・水原(斎藤)が帰ってくる。貧しいながらも親子3人の暮らしを再びはじめたものの、夫の仕事口は見つからず。 『君と別れて』とともにサイレント時代の成瀬の評価を決めた作品。

上映日時:10月8日(土)14:00

3. 乙女ごゝろ三人姉妹

1935年 75分 モノクロ
出演:細川ちか子 堤眞佐子 梅園竜子

お染(堤)は流しの三味線弾き。妹の千枝子(梅園)はレビューの踊り子。そして姉のおれん(細川)。姉妹それぞれの人生模様を描き、盛り場のにぎわいや登場人物の語りなどを生かした成瀬最初のトーキー映画。

上映日時:10月8日(土)18:30

4. 妻よ薔薇のやうに

1935年 74分 モノクロ
出演:千葉早智子 英百合子 伊藤智子 丸山定夫

歌人の母(伊藤)と、砂金探しに熱中するあまり家を出ている父(丸山)を持つ君子(千葉)。その父を連れ戻すために愛人(英)のもとへ向かう君子だったが……。中野実の『二人妻』が原作の作品で、キネマ旬報ベストテン第1位に選ばれた。

上映日時:10月9日(日)11:00

5. 噂の娘

1935年 54分 モノクロ
出演:千葉早智子 梅園龍子 伊藤智子 汐見洋

傾きかけた老舗の酒屋の主・健吉(汐見)の娘、邦江(千葉)と紀美子(梅園)。しかし、紀美子は愛人のお葉(伊藤)の子であった。邦江は、健吉とお葉、紀美子が一緒に暮らせるように、自分は結婚して家を出ようとする。チェーホフの『桜の園』から着想した作品。

上映日時:10月9日(日)14:00 / 10月11日(火)11:00

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