上映作品(全24作品)

21. 放浪記

1962年 123分 モノクロ
出演:高峰秀子 田中絹代 宝田明 加東大介

大正末期。行商をしている林ふみ子(高峰)とその母親のきし(田中)。カフェの女給となったふみ子は、客の一人から詩を褒められ文学の世界へと歩んでいく。男に捨てられ、その後の結婚もうまくいかないが、あるとき『放浪記』が雑誌に掲載される。林芙美子の自伝的小説が原作。

上映日時:10月16日(日)18:30

22. 乱れる

1964年 98分 モノクロ
出演:高峰秀子 加山雄三 草笛光子

夫の残した酒屋を切り盛りする未亡人・礼子(高峰)は、東京の会社を辞め帰郷してきた義弟・幸司(加山)に愛を告白されて動揺する。長野の実家に戻ることを決意した礼子を幸司が追ってくるが……。二人が乗る列車のなかでの演出は映画界から多くの賞賛を得た。

上映日時:10月17日(月)11:00

23. 女の中にいる他人

1966年 102分 モノクロ
出演:小林桂樹 新珠三千代 三橋達也

友人の杉本(三橋)の妻を情事の最中に殺してしまった田代(小林)は、その罪を隠すことに耐えきれず妻の雅子(新珠)に告白する。何よりも子どもたちの将来を考えた雅子がとった行動とは。成瀬作品ではめずらしく外国小説(エドワード・アタイヤ『細い線』)を原作としている。

上映日時:10月17日(月)14:00

24. 乱れ雲

1967年 108分 カラー
出演:加山雄三 司葉子 草笛光子

妊娠3ヶ月を迎えた由美子(司)は、夫を交通事故で亡くしてしまう。過去を断ち切るべく子どもを堕ろし、青森で旅館の手伝いをしながら暮らすが、そこで交通事故の加害者・三島(加山)と再会してしまう。憎悪と恋慕の入り交じった二人の関係。音楽を武満徹が担当。成瀬の遺作となった。

上映日時:10月17日(月)18:30

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