メッセージ/ことばの扉をひらく
展示1「メッセージの博物誌」
鉛筆の部屋

身の回りにある使い古した鉛筆を集め、一堂にそれを展覧します。
鉛筆はメッセージを記す最も基本的な道具の1つです。芯とそれをくるむ木の外皮からなるこの短い棒は、 子供はお絵かきに用い、恋人はラブレターを書き、画家は絵を描き、親は子にこれで手紙を書きます。
芯が変われば使い方も変わります。先端に消しゴムやキャラクターをつければ用途が広がります。
丸や多角形、さまざまな色、噛まれたり削られたりしている姿は、 この道具がいかに広くわたしたちの生活に浸透していたかをあらためて教えてくれます。
一面に広がる鉛筆、ありきたりな日用品が映し出す暮らしの多面性を感じていただきたいと思います。

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