メッセージ/ことばの扉をひらく
展示1「メッセージの博物誌」
活版印刷機

「プラテンT型」の画像 ハイデルベルグ社製活版印刷機「プラテンT型」

部屋の中央にある機械は、塩竃市の印刷会社が約40年前から使っていた活版印刷機です。
旧西ドイツ・ハイデルベルグ社製で当時は最新鋭の機械でした。 活版印刷は15世紀にグーテンベルクが発明してから近年まで改良が加え続けられ、 印刷手法の主役を担ってきました。
活字を自由に組替えるというシンプルなシステムにより、何にでも何度でも、大量に印刷することが可能になったのです。
しかし500年たった今、コンピュータを利用した電子印刷にその座を急速に奪われてしまいました。
その意味でこの活版印刷機は、活版印刷術の最後の雄姿を示しています。
会期中には、実際に使用するところもご覧頂きます。

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