講師

畠山直哉 Hatakeyama Naoya

畠山直哉 Hatakeyama Naoya

写真家。岩手県陸前高田市出身。筑波大学芸術研究科修士課程修了。大辻清司氏に師事し、大学卒業後は東京に移り活動を続ける。石灰石鉱山の現場や発破の瞬間、また都会の建築群や地下水路など、多様な光景を撮影している。1997年に写真集『ライム・ワークス』と写真展『都市のマケット』により第22回木村伊兵衛賞受賞。2001年には世界最大の国際美術展である「ヴェネツィア・ビエンナーレ」に日本代表の一人に選ばれている。同年、写真集『アンダーグラウンド』により第42回毎日芸術賞を受賞。メディアテークの着工から竣工までの様子を撮りおろした写真集「UNDER CONSTRUCTION」は代表作でもある。
古林豊彦 Kobayashi Toyohiko

古林豊彦 Kobayashi Toyohiko

1964年兵庫県生まれ。京都大学大学院修了。1990年〜伊東豊雄建築設計事務所。1995-2000 年、せんだいメディアテーク・プロジェクトに関わり、1998-2000の間smtの施工現場に常駐し、設計監理に携わった。主な担当作品。せんだいメディアテーク、福岡アイランドシティ中央公園中核施設“ぐりんぐりん”、台中メトロポリタン・オペラハウス、高雄ワールドゲームス2009スタジアムなど。
三橋純予 Mitsuhashi Sumiyo

三橋純予 Mitsuhashi Sumiyo

1989年東京都写真美術館に準備室時代から学芸員として勤務。
特にワークショップなど美術館における教育普及活動の体系的プログラムの作成や、実施を行ってきた。
江戸東京博物館、2004年より東京都現代美術館主任学芸員を歴任後、現在は北海道教育大学教育学部准教授として教鞭をとる。
せんだいメディアテークとのコラボレーション企画としてはワークショップ「日光写真村(にっこうふぉとむら)」シリーズが、すでに3回目となる。
伊藤トオル ITOU,Tohru

伊藤トオル

1963年宮城県多賀城市生まれ。 23歳から1年半広告スタジオ勤務の後、1987年よりフリーランスカメラマンとして活動。 2001年より、プロジェクト「仙台コレクション」をスタートさせ、現在までに写真展を11回、写真集2冊刊行。 現在も進行中。
1997年度写真新世紀特別賞(森山大道選優秀賞)、1998年度写真新世紀佳作、1999年度宮城県芸術選奨新人賞受賞。 写真集に『KUMANO』(洋々社1995年)『夏芙蓉-okinawa2003』(蒼穹舎2004年)『仙台コレクションVol.1』(2005年)『仙台コレクションVol.2』(2007年)。
http://home.att.ne.jp/alpha/s-collection/
屋代 敏博 YASHIRO,Toshihiro

Yashiro Image

1970年埼玉県生まれ。多摩美術大学卒。映像、演劇を学ぶ。
1998年フィリップ・モリス・アートアワード受賞。2001年フランス政府とポンピドゥー・センターの合同プロジェクトで世界遺産の古城に滞在し、王や王妃たちの豪華な部屋や美しい庭園を舞台にしたパフォ−マンス(セルフポートレイト)の制作活動を行うなど、国内外でアーティスト・イン・レジデンスに参加。ツァイト・フォト・サロン発表の「銭湯」シリーズを経て、現在は自らが様々な場所で回転し、風景に溶け込む「回転回」シリーズ、制作のプロセスに観客を巻き込んだ「回転回 LIVE !」プロジェクトも展開する。アルル国際写真祭2000、横浜トリエンナーレ2005等に多数出品。また、最近では学校から「回転回LIVE !」のオファーを受け、教育現場にも新風を吹き込んでいる。
http://www.kaitenkai.com/
中村 ハルコ NAKAMURA,Haruko

中村ハルコ

1962年埼玉県生まれ。本名下館晴子。1984年日本大学芸術学部写真学科卒業。
1989年仙台にてフリーランスとして活動開始。1994年には、下館和巳と結婚、三女の母に。
「世界の子供たちタンザニア」(1989年/偕成社)出版。以来、アフリカやタンザニアを始め世界30数カ国を旅しながら撮影する。
個展に「太陽と風のワトト」(1991年/エル・パーク仙台/宮城)、「魚を売るイネさん」(1995年/エル・パーク仙台/宮城)、「うみから…」(1999年/ギャラリー・アラタ/宮城)「光の音」(2001年/モーダポリティカ東京)。
グループ展に「フォトカンパニー仙台写真展」(1999年/ルナギャラリー/宮城)、「宮城県秀作美術館展」出品(1999年/アエル市民ギャラリー)、「次るリアルへ」(2002年/津山もくもくランド/宮城)。
第9回キヤノン写真新世紀2000グランプリ、宮城県芸術選奨新人賞を受賞。
2002-03年イギリスに滞在。2005年1月、すい臓ガンで死去。
澤田 知子 SAWADA,Tomoko

澤田知子

1977年神戸生まれ。
成安造形大学写真クラス研究生を終了。
大学の卒業制作で撮影した「ID400」が2000年に新人アーティストの登竜門的存在のキャノン「写真新世紀」で特別賞を受賞。その後、成安造形大学写真クラスの非常勤講師をしながら、様々な人に扮してお見合い写真をとった「OMIAI♥」、ガングロギャルに扮した「cover」など次々と作品を発表。昨年発表した、様々な職業人に扮した「Costume/ほか」で木村伊兵衛写真賞を受賞。NY,ロンドン、ベルギー、ウィーンなど世界各国で展示会を行なっている。
http://www.e-sawa.com/
小林 のりお KOBAYASHI Norio

小林のりお

1952年秋田県大館市生まれ。
日本歯科大学中退、東京綜合写真専門学校・研究科卒。
1987年写真集 「ランドスケープ 」にて日本写真協会新人賞受賞。1993年写真集 「FIRST LIGHT」にて木村伊兵衛写真賞受賞。1975年より個展、企画展を国内 ・海外にて多数開催。
最近は、Web上でも表現活動を続けている。現在、写真家ならびに、東京造形大学、武蔵野美術大学、東北芸術工科大学、日本写真芸術専門学校にてデジタル写真に関する講師を勤める。 「デジタル・キッチン 」はそこにつどう人や食卓のカタチを借りてその先にある不可視のイメージを見つめるという企画。下記サイトで日々展開中。
http://www.artbow.com/

監修者

飯沢 耕太郎 IIZAWA Kotaro

飯沢耕太郎

1954年宮城県生まれ。
写真評論家。
1977年日本大学芸術学部写真学科卒業。1984年筑波大学大学院芸術学研究科博士課程修了後フリーの写真評論家として活動する。
また実施されてきた自主企画展「サラム・パラム韓国現代写真の地平」「写真家・岡本太郎の眼 東北と沖縄」「85/05幻のつくば写真美術館からの二十年」などで監修を務める。
主な著書には『「芸術写真」とその時代』『日本写真史を歩く』『荒木!』『フォトグラファーズ』『写真美術館へようこそ』『私写真論』『写真とことば』『ジャパニーズ・フォトグラファーズ』など。1990年、写真誌『デジャ=ヴュ』編集長。

協力者

Hokusui (北野央)

Hokusui

建築をもの・ことをつくるプロセスの実践と捉えて、身体・空間・環境をテーマに美術館・施設等を舞台にプロジェクトを行う。
主なプロジェクトとして、円山応挙展関連「応挙の眼鏡 - point of viewpoint - 」(2003年12月福島県立美術館)。「ピンポン・ダッシュサーキット」(2006年11月成城)がある。
東北工業大学梨原研究室
東北工業大学工学部デザイン工学科梨原宏教授の研究室。2006年度の代表者は奥川照美。メディアテークの事業としては「あそびのひろば子ども工作部」でワークショップを実施中。