ワークショップを終えて  駒形克哉

想像を上まわる作品が出来、生きることの深みを垣間見る体験が出来て、驚きました。建立場所をめぐって雨の草原を歩き広瀬川に足を踏み込んでいる時、「こんなに楽しいはずじゃなかった」と思いました。記念碑建立をめぐるそれぞれの参加者、彼らの道案内でその考えを辿ることが、それぞれの不思議な世界を辿る旅でした。十分に遊びました。

やってみて思ったのは、今回のワークショップが、美術館にのさばっている中央集権的文化に対する解毒剤に少しでもなってくれたら、と願い、実際かなりなったのではないか、と実感したことです。覇権国家の首都で起きた事ばかりに気を遣いながら、芸術活動をしていくことより、どんなにか自分が主題、出来事の当事者として、芸術に関わることが楽しいかを味わっていただけたのではないかと思いました。

smt letter no.09(2002年9月発行)にワークショップ参加者の1人、
三浦ゆきえさんの感想が掲載されています。ご覧下さい。


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