せんだいメディアテーク



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2008/10/14
5番チューブ再開発計画進行中

 リニューアル後の3月より開始した、5番チューブ内部とその周辺を利用した映像と音響表現の企画「5番チューブ再開発計画」。
 プレ企画を含め3回目の実施となる現在は、日用品などを用いて、空間を繊細に変容していく作家・梅田哲也さんの表現を紹介しています。数台の扇風機、吊されたいくつかのアルミの棒、そして階段。これらの要素が扇風機の電圧のコントロールによって生み出される音によって関係性を持ち、30メートルの縦空間内に不思議な気配を生み出しています。見上げたり見下ろしたり、階段を上ったり下ったりしている内に、5番チューブの空間と彼の作品の魅力に気がつくのではないでしょうか。
 この展示の他にも、チューブ内部には、東北大学社会学研究科博士課程の笹島秀晃さんによって選出された、5番チューブを象徴するような学者たちの言葉を表示しています。アンリ・ルフェーブルや、ヴァルター・ベンヤミンなどの言説は一見難しそうですが、階段を歩く中でそれらの言葉に出会うと、不思議と何か実感するものがあるはずです。
 12月末までの会期のうちに、これらの展示はまだまだ変貌していくかもしれません、ご期待ください。
 そして12月24日には、6階ギャラリーで開催する「「高嶺格 大きな休息展」会場内での梅田さんのライブ演奏もあります、こちらもどうぞお楽しみに。

(K. S.)

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  • 2008/9/29
    レトロな扇風機とチューブ内の空間のマッチング

  • 2008/9/29
    見下ろしたり

  • 2008/10/14
    見上げたり

  • 2008/9/29
    ふわふわ浮かび続ける風船

  • 2008/8/27
    ゲオルグ・ジンメルの言葉

  • 2008/8/27
    アンリ・ルフェーブルの言葉

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