せんだいメディアテーク



メディアテークの日々の活動をお知らせします。

2009/03/21
新企画「オーディオ・シェフ」始動!

3月20日(祝)、21日(土)。メディアテークではすっかり整理され、きれいに生まれ変わった地下1階で「オーディオ・シェフ vol.1秘密のレシピ公開」が連日開催されました。
この日、オーディオ・シェフの本間武昭(ほんま・たけあき)氏と助手の村越武蔵(むらこし・たけぞう)氏が持ち込んだスピーカーは、なんと7台。もはや「音の壁」といえるセッティングに参加者のテンションも上がります。テレフンケン、ウィーゴ、シュルツ、クルンディッヒ、ジーメンス、テスラー・・・等主としてドイツや旧チェコスロバキア製の名器がずらりと並び、これらのスピーカーに数台のアンプ(PX-4、 KT66、45等:記号は真空管名)の組み合わせで、様々なレコードの音を(弦、金管、木管等の様々な楽器、声など)再現します。今回はその最適解のレクチャーと実践を楽しんでもらおうという企画です。これらの無限の組み合わせの中でも、数週間悩んだ本間シェフと村越助手の組み合わせが、集ったオーディエンスに次々と披露されて行きました。
音源はLPレコードとCDが中心で、パート1では「モーツァルト クラリネット五重奏曲」からはじまり、「バッハ ゴールドベルク変奏曲 グスタフ・レオンハルト」、「ジョン・ダウランド リュート歌曲全集より(華やげる宮廷から遠く)」、 「And I Love You So 藤田恵美」、続く後半も「シューベルト ピアノ五重奏曲 ます」、「坑夫の祈り 高田渡」、「ジョン・ダウランド 涙のパバーヌ 白鳥恵美子」等、クラシックからポピュラーまで幅広い選曲でわかりやすく説明されました。特に後半の一曲目は、誰もが知るシューベルトの「ます」の第三楽章。テスラーのスピーカーで再現される音色はキラキラとした水面の音色と変わり、イメージの「ます」が、まるでsmtの地下準備室を遊泳し、そしてまたアンプとスピーカーの中に泳ぎ帰っていくかのような錯覚を覚えるほどの出来に、感嘆の声がもれました。昨今ではあまり聞くことのなくなったオーディオ装置やLPレコードの音色に慣れてくるとリズムをとったり、瞼を閉じて参加者それぞれの個人世界へと浸りながら、春の休日のひとときを楽しんでいました。
(Lee)

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  • オーディオ・シェフ自慢の逸品
    2009/03/20
    オーディオ・シェフ自慢の逸品
  • オーディオ・シェフの本間武昭(ほんま・たけあき)氏
    2009/03/20
    オーディオ・シェフの本間武昭(ほんま・たけあき)氏
  • サポーターの村越武蔵氏。企画の実現のために尽力していただいた
    2009/03/20
    サポーターの村越武蔵氏。企画の実現のために尽力していただいた(向かって左)
  • 地下一階準備室。これまで倉庫などにつかわれていた会場は雰囲気満点
    2009/03/20
    地下一階準備室。これまで倉庫などにつかわれていた会場は雰囲気満点
  • 右からサポーターの佐々木さんと遠藤さん
    2009/03/20
    右からサポーターの佐々木さんと遠藤さん
  • オーディオシェフの秘密のレシピノート
    2009/03/20
    オーディオ・シェフの秘密のレシピノート

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