メディアテークの日々の活動をお知らせします。
2010/10/16
開館10周年事業「いま、バリアとはなにか」レポート3
9月18日に、石橋素と真鍋大度さんの「Depth of Field」の展示がはじまり、9月26日には、港千尋さんの「栞プロジェクト」がスタートしました。10月1日からは、南面ガラス面を使用した北川貴好さんの「ダブルスキン・ランドスケープ・プロジェクト」とGlantzのピクトグラムが完成しました。そして10月10日には、フォルマント兄弟とせんだいめでぃあヲどり友の会のみなさんが、みちのくYOSAKOI祭りで、完成したヲドリと民謡を披露しました。現在は、10月23日を目指して、小山田徹さんと藤井光さんの作品展示作業と、光島貴之さんの7階での展示作業を行っています。小山田徹さんと藤井光さんの展覧会は、1095㎡ある6階ギャラリーに、壁面を1枚も出さずに行う予定です。壁を用いない展示は開館以来初めてのことで、これまでも計画はありましたが実現しませんでした。今回は、作家さんのプランとも上手く合致し初めて実現することが出来そうです。光島貴之さんの7階での展示は、目の見えない人の日常を、音や匂いを手がかりに順路にそって体験するもので、スタジオの外周部を使ったこのような企画も初めてです。さて、「いま、バリアとはなにか」のこれらの展示やプロジェクトは、今後のメディアテークの活動の試金石となるべく、全ての企画のなかに、過去10年間に行ったことのない新しい挑戦の要素を含んでいます。それらはどんなものなのか、過去の事業を参照して比べてみるのも面白いかもしれません。そうすると、メディアテークが超えていくべきバリアが浮かびあがってくるはずです。
(K.S)
2010/09/01
6階で映像のチェックをする藤井光さん
2010/10/16
7階の展示作業
2010/10/16
6階に吊られたモノ
2010/10/16
6階に吊られたモノ
2010/10/16
6階の小屋からの眺め?
2010/10/16
7階の展示作業