メディアテークの日々の活動をお知らせします。
2011/11/20
「制活編集支援室」さまざまな出来事の経験と共有
美術家の中崎透さんとともに、新聞を発行すること、ラジオを放送すること、この2つを掲げて、制活編集支援室は通年のワークショップとしてスタートしました。ところが、制活編集支援室でおこなわれていることは、記事を書くノウハウやラジオを放送する技術を身につける、といったことではありません。実際は何をしているかというと、ある時はプチ農園を拓いて野菜作りを始めたり、ある時は地下室にこもって実験をおこなったり、またある時は花火の音だけをユーストリームで配信したり。みんなで活動するときもあれば、ひとりで小説を書きはじめたり、インタビューをするために気になる人に会いに行ったりもします。そしてそれらは新聞の記事になったり、ラジオとして放送されたりしています。新聞は現在までに0号から2号までの3号分を発行し、ラジオはゲストを招いたりしながら#0～3の4回、全6コマが放送されました。
今年6月におこなった参加者説明会で中崎さんは始めに、成果物として残す新聞やラジオ放送はあまり重要ではないかもしれない、そんなことを言いました。新聞をつくったり、ラジオを放送するまでの過程で起こるさまざまな“出来事”、ハプニングかもしれないし、くだらないことかもしれないそれらの中にこそ見出せるものがあるのではと考えているのです。
制活編集支援室の活動は3月まで続きます。制活新聞はsmt館内にて配架しており、ラジオ放送のアーカイブは制活編集支援室のwebサイトからお聞きいただけます。
制活編集支援室 http://www.smt.jp/thinkingtable/?p=18
（A.K）
2011/08/16
バックヤードに拓かれたsmt農園
2011/07/26
地下室でおこなわれた実験
2011/08/02
ラジオ放送の様子
2011/10/17
中崎透さんと新聞の打合せ中