せんだいメディアテーク



メディアテークの日々の活動をお知らせします。

2012/03/11
あの日の星空と、そこから歩んできた1年を振り返る「星空と路 3がつ11にちをわすれないために」

東日本大震災をうけ2011年5月に開設された「3がつ11にちをわすれないためにセンター」。参加者である多くの市民とともに震災とその後の過程を記録し、発信してきました。震災から1年が経過する2012年3月6日から12日に、資料室と上映室を開設し、寄せていただいた記憶や記録の上映と活動を紹介しました。会場には参加者のみなさんも多数来館し、訪れた方々と直接言葉を交わす機会となりました。
そこから感じとれたのは、震災・津波・原発のこの事態を目の前にしたわたしたちは、誰しも大きな答えを手にしているわけではなく、小さな個々の真実が、ただそこにあるということでした。
しかし、言葉になりにくいことを写真や映像、声や音を通して、かろうじて目の前に差し出すことで、震災から1年の「節目」で片をつけるのでなく、連綿と続く日々のなかにそれぞれの手法で、被災地に横たわる「隔たり」に回路を結んでいるという事実だけは手のひらに残ったように思います。それらを、となりの人へ、とおくの人へ、100年後の誰かへ渡していけるよう、今後もみなさんと歩んでいきたいと思います。
(C.S)

※「3がつ11にちをわすれないためにセンター」http://recorder311.smt.jp/

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  • 星空と路 3がつ11にちをわすれないために
    「星空と路 3がつ11にちをわすれないために」http://www.smt.jp/hoshizoratomichi/
  • 1階資料室 わすれン!や図書館に集められた諸資料の展示や、復興に向け、いまも続くさまざまな活動を、活動者のみなさんに直接紹介していただきました。
    2012/03/11
    1階資料室 わすれン!や図書館に集められた諸資料の展示や、復興に向け、いまも続くさまざまな活動を、活動者のみなさんに直接紹介していただきました。
  • 1階資料室 県南の有機農家が中心となり震災後に設立した「みんなの放射線測定室『てとてと』」。わたしたちがいつも食べている野菜や食品の放射線量を可視可し、一次産業に携わる方々の仕事の様子を映像で紹介しました。
    2012/03/11
    1階資料室 県南の有機農家が中心となり震災後に設立した「みんなの放射線測定室『てとてと』」。わたしたちがいつも食べている野菜や食品の放射線量を可視可し、一次産業に携わる方々の仕事の様子を映像で紹介しました。
  • 1階資料室 「震災の〈当事者〉とは誰か」など、震災に関するさまざまな問いをたて、毎月対話をおこなっている「てつがくカフェ」。それらのカフェのなかで紹介された本や、わたしたちに震災を考える上でヒントを与えてくれそうな本を図書館所蔵資料から展示しました。
    2012/03/11
    1階資料室 「震災の〈当事者〉とは誰か」など、震災に関するさまざまな問いをたて、毎月対話をおこなっている「てつがくカフェ」。それらのカフェのなかで紹介された本や、わたしたちに震災を考える上でヒントを与えてくれそうな本を図書館所蔵資料から展示しました。
  • 14時46分 黙祷
    2012/03/11
    14時46分 黙祷
  • 7階上映室 今回の震災では、技術のある人々だけでなく多くの市民も参加し、映像による記録がなされました。その一部を上映室で紹介し、撮影者と鑑賞者が直接言葉を交わす場として、トークをおこないました。伝承に向けた活動です。
    2012/03/11
    7階上映室 今回の震災では、技術のある人々だけでなく多くの市民も参加し、映像による記録がなされました。その一部を上映室で紹介し、撮影者と鑑賞者が直接言葉を交わす場として、トークをおこないました。伝承に向けた活動です。
  • 7階上映室 宮城在住の高野さんと東京在住の志子田さん。それぞれの映像・作品について言葉を交わすことで、物理的な距離をこえ、震災について向き合う言葉をさがします。
    2012/03/11
    7階上映室 宮城在住の高野さんと東京在住の志子田さん。それぞれの映像・作品について言葉を交わすことで、物理的な距離をこえ、震災について向き合う言葉をさがします。
  • 夜の帳がおりる頃、1年前の夜空の写真をスクリーン投影し、それぞれが歩んできたこれまでの1年を振り返る機会を過ごしました。
    2012/03/11
    夜の帳がおりる頃、1年前の夜空の写真をスクリーン投影し、それぞれが歩んできたこれまでの1年を振り返る機会を過ごしました。

撮影:越後谷出

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