せんだいメディアテーク



メディアテークの日々の活動をお知らせします。

2012/09/17
継続する場――12回目をむかえた仙台短篇映画祭

12回目となる「ショートピース!仙台短篇映画祭」が今年もメディアテークを会場にひらかれました。昨年は震災による被害のため1階オープンスクエアのみを会場にしていましたが、今年は再び7階スタジオシアターが主会場。国内外の短篇映画の上映と多くのゲストが来場しました。
今年のテーマは「継続――物語を続けよう」。たくさんの方々の応援によって開催することができた昨年を経て、実行委員会のスタッフたちは、映画祭を続け、多くの作家たちが映画を見てもらう場をつくっていくこと、そして、それを楽しみにしている人へ届けることが恩返しであるという思いです。そこで、昨年制作した「311 明日」から派生した作品のプログラム「311その後――もうひとつの・新しい明日」や、これまで続けてきた若手作家の特集「新しい才能に出会う」をおこなったほか、日本語字幕・音声解説つき上映では、地元にゆかりのある名優・石巻出身で昭和の喜劇王と呼ばれた故・由利徹をとりあげています。
また、最終日となる17日のプログラム「カナダと日本をつなぐアニメーション」では、昨年の「新しい才能」プログラムで上映されつつも、震災のため来場がかなわなかったカナダの新鋭・フレデリック・トレンブイ監督と、日本を代表するアニメーション作家・山村浩二監督が来場しました。ふたりはこの仙台ではじめて対話をすることになっただけではなく、映画祭期間中にスタジオbで公開制作にうちこんでいた仙台工業高校模型部のみなさんに、フレデリック監督が一緒に作品をつくったり、山村監督がアドバイスをするなど、映画祭ならではの交流がうまれました。

(N.O)

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  • 2年ぶりのシアターに並ぶ入場前
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  • 山村浩二監督とカナダから来たフレデリック監督
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