せんだいメディアテーク



メディアテークの日々の活動をお知らせします。

2014/10/28
一番人気はどれですか?(CD編)

映像音響ライブラリーではCD、DVD、VHSを所蔵しています。カウンターではいろいろなご質問をいただきますが、よく聞かれるのは、「資料はどれくらいあるんですか?」「どの資料が一番借りられているんですか?」。今回はCDについてお答えします。
まずは「資料はどれくらいあるんですか?」についてお答えします。昨年度末での所蔵数は、CD全体で4741点。これは市内図書館では下から2番目くらいの所蔵数です。ジャンル別では、一番多いのが「R.クラシック」で1743点(37%)、続いて「Y.ポピュラー」が1337点(38%)、「G.音楽以外」が854点(18%)、「B.その他の音楽」が449点(9%)、「W.児童音楽」が358点(8%)と続きます。
そうなると、「どの資料が一番借りられているんですか?」も、所蔵数の多い「R.クラシック」か「Y.ポピュラー」かと思いますよね?ところが、昨年度CD貸出ベスト10(同率9位が6点あるので、正確にはベスト14ですが)の内訳をみますと、「G1.落語」が堂々の1位を含む6点、「G8.朗読」が3点、「Y9.日本のポピュラー音楽」が3点、「Y2.ソウル・ブルース」が1点、「Y4.ロック」が1点という結果でした。この結果からもわかるとおり、実はメディアテークでは落語や朗読と言った「音楽以外」のCDが人気なのです。ちなみに1位は「枝雀落語らいぶ19」で、収録されている演目は「仔猫」「猫」でした。
落語を借りられるのは年配のかたばかりかと思いきや、落語を題材にしたドラマや漫画の影響もあり、最近は若いかたの利用のほうが増えているようです。よく問い合わせを受けたのは「寿限無(じゅげむ)」や「ちりとてちん」の収録されたCDで、これはテレビ番組をきっかけに落語の面白さにどんどんはまって…というケースが多いようです。
また、朗読も「いろいろ作業しながら読書が楽しめる」ということで、幅広い年代の方々にご利用いただいています。作品も時代小説ばかりではなく、ミステリや童話、詩などもあり、読んでいるのも朗読のプロからアナウンサー、俳優や声優とさまざまです。最近は、役柄ごとに担当者がいる「朗読劇」形式の作品も増えていて、普通の朗読とは少し違う、ドラマの副音声を聞いているような楽しみかたもできるようになっています。
これら落語、朗読のCDは、映像音響ライブラリーのカウンターすぐ隣の棚にありますので、ご来館の際にはどうぞご利用ください。
(A.K)

*文中の「R.クラシック」などにあるアルファベットはジャンルを表します。
CDは大きく5つのジャンルに分類されています。赤いラベルは「クラシック」、記号は「RED」の頭文字を取って「R」です。同様に黄色いラベルは「ポピュラー音楽」で記号は「YELLOW」の「Y」。白いラベルは「児童音楽」で記号は「WHITE」の「W」。青いラベルは、各国の民謡や民族音楽、レクレーション音楽など「その他の音楽」で、記号は「BLUE」の「B」。そして、緑のラベルは朗読や落語など「音楽以外」、記号は「GREEN」の「G」です。
請求番号についてhttp://www.smt.jp/library/av/search/dataid/

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