メディアテークの日々の活動をお知らせします。
2016/05/15
本気のゲージツ学校
「青少年のための生きる技術としてのゲージツ学校」。今年度から始めるこの事業は、主に高校生を対象として行う芸術についての哲学的対話と実践の機会です。なんだか変わった名前だと思うひともいるかもしれませんが、芸術学校ではなくゲージツ学校としているのは、冗談ではなく、メディアテークとしての本気の現れです。頭でっかちな専門知識の学習ではなく、実践のなかから芸術の本質をつかんでもらいたいという思いが込められています。5月15日のガイダンスでは、今回の講師である美術家の森村泰昌さんが参加者にむけて投げかけた芸術についての5つの問いを紹介するとともに、もう一人の講師である鷲田館長が、なぜ、若者を対象にするのか。生きる技術とはなにか。そして芸術の役割とはどんなものか。そんなことを集まった若いひとたちにむかって熱く語りかけました。鷲田さんに応えるかのように、熱心にお話を聞くみなさんの表情が、この新たな事業への期待を物語っていました。6月4日から開始するこのゲージツ学校は、参加者の活動をサポートする講師に仙台出身の美術家タノタイガさんを迎えて、街のなかの空き物件をアートの空間へと改造するプランを構想していきます。期間中には、写真家の志賀理江子さんのアトリエを訪問するツアーなどを経て、8月7日に1階のオープンスクエアで森村さんや鷲田さんの講評を交え、その成果を発表します。どうぞご期待ください。
(K.S)
2016/05/15
ゲージツ学校開校します
2016/05/15
若者に語りかける鷲田館長
2016/05/15
森村泰昌さんからの問いかけ
2016/05/15
志賀理江子さんの作品集を見る参加者