せんだいメディアテーク



メディアテークの日々の活動をお知らせします。

2016/08/09
メディアテークの博物館実習

大学が夏休みに入る時期、メディアテークでは、毎年博物館実習生の受入れを行っています。今年は、8月4日から9日までの6日間実施し、3大学から5名の実習生が参加しました。
前半は、施設見学にはじまり、アート、コミュニティ、アーカイブ、それぞれの観点からメディアテーク事業の考え方や具体的なプログラム・手法について学芸員による講義を行い、後半は、デジタル化された古いフィルム映像の調査、イベント運営などの実務に携わっていただきました。収蔵品の取り扱いなどが基本となる博物館実習ですが、モノとしての収蔵品を持たないメディアテークでは、どのような実習にするか、毎年、頭を悩ませながら実施しています。
ここ20年ほどで、芸術文化に携わる仕事は、学芸員や研究者だけではなく、実にさまざまな領域に広がっていきました。「博物館実習」として実施していますが、メディアテークでは、そのような学芸員以外の職業領域にも目配せしながら、芸術文化、あるいは生涯学習に携わる仕事に就きたいと考える学生のみなさんが、メディアテークの事業運営の現場に携わることを通じて、「なぜ社会に芸術文化が必要なのか」「なぜ文化施設が地域にあるのか」といったことを改めて問い直し、今後の職業選択の糧となるような機会を提供していきたいと考えています。

(T.H)

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  • メディアテークと「地域」についての講義
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    メディアテークと「地域」についての講義
  • 「アーカイブ」についてのディスカッション
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  • 『THIS IS SENDAI』(仙台市/昭和30年代制作)のデジタル化映像を読み取り、調書を作成
    2016/08/05
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  • 「青少年のための生きる技術としてのゲージツ学校」では会場運営を担当
    2016/08/07
    「青少年のための生きる技術としてのゲージツ学校」では会場運営を担当

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