メディアテークの日々の活動をお知らせします。
2016/10/02
アートノード・ミーティング01
新プロジェクト「アートノード」のキックオフイベントとして10月2日に開催した「アートノード・ミーティング01」。夕暮れ時のオープンスクエアに集った人々が、2時間にわたり、アートについて思いを巡らせました。
「てつがくカフェ」の形式で行われたこのミーティングでは、「アートは心地よいもの?」というテーマを入り口として、参加者それぞれの「アート」を語り合いました。ファシリテーターは鷲田清一館長。哲学者である館長が担当するてつがくカフェは、意外かもしれませんが当館では初めて。そんなこともあってか会場にはのべ150名以上が来場し、新たなプロジェクトの門出にふさわしい熱気に満ちていました。
ある人は言葉を確かめながら語り、ある人は堰を切ったように語りました。そんな各人の思考の糸を館長がほどき、新たに結び直していきます。「表現すること自体が心地いい」「世界・自分への違和感」「アートは疲れるもの」「魂の救済」…、会場発言から抽出した板書の言葉はシンプルですが、そこへ至るために丁寧に問答を繰り返します。多様な意見の数々に「アートとはなんなのだろう」と心が揺さぶられる思いでした。
これから展開していく「アートノード」でも、この日のような多様性、そして丁寧さのあるアートの現場を作っていきたいと思います。このプロジェクトは冬にかけてさらに具体的な姿を見せていきます。ご期待ください。
(Y.W)
2016/10/02
「自由参加型公開会議」の文字通り、オープンスペースで開催
2016/10/02
ファシリテーターは鷲田清一館長
2016/10/02
発された言葉の意味をしっかりとらえるために、粘り強く対話していきます
2016/10/02
言葉と思考を重ね、繋げていくことで、最初に発せられた言葉の意味が深まることも