「機械に21世紀の《歌》をうたわせる」ことを目指して結成されたユニット「フォルマント兄弟」。人工的な歌声といえば、クラフトワークのロボットボイス、Perfume、そして初音ミクなどを思い浮かべるかもしれませんが、フォルマント兄弟は、それとはまったく違う独自に開発した人工歌唱の演奏で、宅配ピザを注文したり、亡霊の声を甦らせたり、作品ごとに世界中の度肝を抜いて来ました。今回そのフォルマント兄弟が、東北の民謡を取材して作曲し、仙台の新しいご当地ソングを機械に高らかに歌わせるプロジェクトに挑戦します!さらに「(仮)せんだいめでぃあヲどり」を提案し、よさこい祭りにも出場を試みます!現代の都市において「祭り」って何か?そこに芸術やテクノロジーはどう関わっていけるのか?といった深い問題を実践的に考えながら、アーティストの作品制作に参加してみませんか?音楽や踊りを制作し、踊り手をみつけて祭りに参加、その後プロジェクトの成果を、メディアテークで発表します。まずは、最初の説明会にお越しください。

フォルマント兄弟 (Formant Brothers)は、三輪眞弘(兄)と佐近田展康(弟)という父親違いの異母兄弟によって2000年に結成された作曲・思索のユニット。テクノロジーと芸術の今日的問題を《声》を機軸にしながら哲学的、美学的、音楽的、技術的に探求し、21世紀の《歌》を機械に歌わせることを目指す。これまで発表した作品には次のものがある。トランペットの音を声に変換し歌わせる作品「La internacio」(2001、曽我部清典『トキノコダマ2』ALM RECORDSに収録)。チェロをいじめたり笑わせたりする作品「N市役所福祉局保育課業務日誌より」(2002)。人工音声の連弾演奏で宅配ピザを注文するパフォーマンス「兄弟deピザ注文」(2003)。“録楽”と名付けた音楽の在り方を考察し亡きロックスターに日本語で革命歌インターナショナルを歌わせる「フレディの墓/インターナショナル」(2009、Prix Ars Electronica 2009 入賞)、改訂版兄弟式日本語鍵盤音素変換標準規格によりマイクロトーナルなコブシを歌わせる「NEO都々逸 六編」(2009)。また作品と一体となったテクノロジー論/芸術論の言説でも注目を集め、東京藝術大学、ロンドン・グリニッジ大学、東京大学などで講演発表・シンポジウム等を行う。


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