仙台ではなかなか見ることのできない映画を見たいという思いで、ここ数年「ユース・シネマ・フォーラム」に関わってきましたが、今年はさらに一歩深く足を踏み入れて映画の世界を体験してみたいと思い、「ショートピース!仙台短篇映画祭」の実行委員長を引き受けました。
今、短編映画がブームだと言われていますが、短編映画では、数分(長くて数十分)程度の短い時間の中でストーリーが展開され、そのスピード感やリズムには、長編作品とは一味違ったおもしろさがあります。また、制作コストが低いので、映画監督や映像作家への登竜門にもなっています。
今年は、初回ということで、まずは興味を持ってもらうため、有名な監督の作品や若い人に人気のある俳優が出ているものなどもそろえてみました。「ヨーロッパ・インディーズ特集」に思った以上の反響があったですし、手ごたえは上々だったと思います。
来年は、コンペティション部門も設けて、仙台から優れた作品を紹介していきたいと考えています。そうした応募者の中から新しい才能が生まれ、育っていく現場に立ち会えたらというのが夢です。