落ち葉を幾重にも重ねたような、直訳すれば「千の葉」という意味のお菓子「ミルフイユ」。
さまざまなイメージやメッセージや人々が層をなして重なり合う活動をその名前に託した機関誌『ミルフイユ』の第5号を刊行します。
今号では、それぞれにいびつで固有なはずの生きる「技術」に光をあて、小説家・多和田葉子氏のエッセイ、美術家・ブブ・ド・ラ・マドレーヌ氏×社会学者・山田創平氏の対談、哲学者・西村高宏氏の論考、写真家・大橋仁氏のビジュアルなどを収録しています。
目次
- Meal Art 今井次郎
- 序文 技と術
- 破損メモ 多和田葉子
- 公共の始まるところ 伊東豊雄
- やめることと続けることのあいだに 小岩勉
- ほらくらべ 小野和子
- 花の寝床/3つの始点 瀬尾夏美
- perfect position──曽根裕に聞く
- 身体の内側にある技術──ブブ・ド・ラ・マドレーヌ×山田創平 対談
- 「観光」化された私の身体/キューバで見た肉の解体と声 岡田有美子
- 坑夫の記憶 山本作兵衛
- 迎合しないこと 五野井郁夫
- 技術は人間を綴る──スティグレールに 西村高宏
- 『そこにすわろうとおもう』より 大橋仁
- 立ち止まるために──「ミルフイユ」編集後記に代えて 佐藤泰
2013年4月より、全国書店で発売
発行 せんだいメディアテーク
発売 赤々舎
価格 1,365円(税込)
ISBN 978-4-903545-97-4