「映画」という装置が発明されてから1世紀の時が過ぎました。 今や映像表現は、フィルムによる映画だけではなく、 インターネットを経由するデジタル・データまで様々な方法で行われるようになりました。 しかし、暗闇に浮かび上がる光と影が映すものは、常に時代の姿です。 私たちはその幻想にどのような世界の真実を読みとるのでしょうか。 映像上映企画では、映像というメディアによる表現の多様性を、 あるいは、世界を語る言葉としての映像表現の一端を紹介します。 物語の内容だけではない映像の読み解き方を提示する、メディアテークならではの映像文化のサンプルです。
せんだいメディアテークは目や耳の不自由な方への情報提供を大きな柱のひとつとしています。 視覚・聴覚障害は情報障害とも言われます。 どの家庭にもあるテレビを例にとると、目の不自由な方には「宛先はご覧の通りです」と言われてもわかりません。 耳の不自由な方にはニュースキャスターやドラマの出演者が何を話しているかわかりません。 情報技術の発達は情報障害を解消することもあれば、ますます増大する場合もあります。 メディアテークはできるだけそんな隙間を埋めていきたいと考えています。 開館に当たりその試みのひとつとして4つのイベントを企画しました。 目の不自由な方も楽しめる朗読劇、耳の不自由な方も楽しめる自作字幕入り映画、 どちらも楽しめる副音声・字幕付き映画と手話落語・紙切りです。 副音声付き、字幕入り映画は、ともに今後制作のためのワークショップを開催する予定ですので、 興味のある方は是非ご覧下さい。 4つのイベントとも入場は無料です。 会場へのガイドや、手話、筆談でのコミュニケーションにも応じられますので、目や耳の不自由な方も安心してお越しください。 たくさんの方のおいでをお待ちしています。
日程・時間についてはこちらをご覧ください。
スタジオシアターイベントスケジュール